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たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

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『15歳 学校Ⅳ』 

たけちゃん評価:90
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僕の大好きな映画をご紹介。
今から10年以上前に公開された『十五才 学校Ⅳ』という映画です。
監督は山田洋次。
同監督の夜間学校を舞台にした西田敏行主演の『学校』という映画がありまして、当時映画賞を総なめにした傑作でした。
その後この『学校』はシリーズ化されます。

『学校Ⅱ』では養護学校。ややパワーダウン
『学校Ⅲ』では職業訓練校。なんとか盛り返した。

とはいってもそこは監督の技量が違いすぎるわけで、どの作品もその辺の日本映画に比べたらかなりの水準ですけどね

そしてシリーズ4作目のこの『十五才 学校Ⅳ』は初めて学校を舞台にしないという思い切った決断をします。
シリーズ化の映画は通常、回を重ねるごとに質が落ちていくもの。
特に4作目など本当に作る必要があぅたのかどうかというレベルのものが殆どです。。
しかしながらこの『十五才 学校Ⅳ』はこの思い切った方向転換が完璧にはまりにはまって稀に見る傑作として生まれ変わってしまった。。そんな映画なんです

gakko_01.jpg

内容的には学校に行く気もしない、何をやってよいかもわからない。そんな気持ちを抱いた少年がある日家を飛び出し、屋久島の縄文杉を目指して旅に出るというもの。
この少年が東京→大阪→九州とヒッチハイクをしながら旅をしていくロードムービーです。
それで行く先々で出会う大人たちの様々な生き様に触れ、彼は決して学校では教わることの出来ない多くの事を身をもって学び、そして大切なものを次々に見つけていきます。

これがまたいろんなドラマがあって本当に面白いんですよ~
笑いあり涙あり
テンポ良し、台詞レベル高し、脚本絶妙(てか今オリジナルでここまでのレベルのもの書ける人いるのかなぁ)、俳優陣みなカンペキ。
山田洋次監督の神業のような演出が見事にはまった最高傑作だと思います

昔たぶん10回は観た映画ですが、今回ひっさし振りに鑑賞しなおしましたがやっぱり面白かったです。
自分がどの年代になっても観る度にいろいろと考えさせられちゃうような様々なメッセージがちりばめられているので、10代の子が観てもかなり楽しいでしょうし、大人が見てもその年代になったからこそズシンと心に響くものもある。
どの世代の人が見てもそれぞれ考えさせられる。そんな日本映画の名作です

主演の少年役はオーディションで選ばれた金井勇太くん。
10年たった今は名脇役としていろんな映画に出まくってます
たしかこの年の日本アカデミー賞では最優秀新人賞かなにかをもらったはず。
ちなみに作品賞は惜しくも逃しています。
小泉堯史監督の『雨あがる』との一騎打ちで敗れちゃったんですが僕は断然こっちの方が好きです!!

gakko_04.jpg

映画のクライマックスで屋久島で出会った老人とのエピソード。
地元の老人、畑鉄男(丹波哲郎さん)の家に泊めてもらう事に。しかしこの老人の家で思わず熱くなって、博多から来た老人の息子に少年は激しく憤ります。
このシーンでの少年の台詞がまたすごい
かなり心にズッシリきます。揺さぶられます。
最近の映画にはなかなかこんな名シーンはありませんよ?本当に
自分がある程度の年齢になり親の介護という問題が現実味を帯びてきてる人には特に考えさせられるシークエンスなんです。
15のガキにこんなこと言われたら『ハッ!』としちゃいますよ。
また15のガキだからこそ大人が見えなくなってしまったものが見えるのかもしれません。

まだ観たことの無い人は是非自分の目でこのシーンを観てください

そんなわけで僕のお勧め殿堂入り日本映画のご紹介でした~

| 邦画(さ行) | 10:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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