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たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

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『亡国のイージス』

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[2005年/日本/カラー/127分]
監督:阪本順治
主演:真田広之 寺尾聰 佐藤浩市 中井貴一
配給:日本ヘラルド映画=松竹
たけちゃん評価:65
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《あらすじ》
東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は、先任伍長の仙石に、犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファと共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。
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原作は福井晴敏のベストセラー。制作費12億円もかけて作られた超大作。
とにかく出演陣が豪華です。真田浩之、 寺尾聰 、佐藤浩市 、中井貴一 。これだけそろえられちゃったらもう言う事ありません。演技部分は満点です。それぞれが最高水準の演技でしっかりと作品に貢献しています。
だから映画の前半から中盤までの人間ドラマ主体の展開の部分はなかなか見ごたえがあります。
ですが事態が動き出していろんなアクションシーンが入ってくるようになるとそこはやっぱり日本映画。チープさがどうしても見えてしまうんですね。
海上自衛隊の全面協力で本物のイージス艦や戦闘機などを使用することが出来ても肝心の見せ場のシーンはちょこまかちょこまかした人間たちのしょぼいアクションに頼るしかないところが弁慶の泣き所。
勝地涼演じる工作員が見た目があまりに若すぎて全く説得力がなく頑張れば頑張るほどしらけてきちゃうのも痛い。いくらなんでも政府の工作活動を一手に担わせるにはあまりに若すぎるでしょう!見ててあまりに不自然。
他にもこれだけは何とかしてほしかったのが血のり。こりゃもう単なる小道具の一つだけどとにかくこの映画の血のりは安っぽい。全く持って血に見えん。あんなに真っ赤でつやつやぴかぴかの血のりをなんでわざわざ使うんでしょう。
12億もかけてもそんなところを見落としてるんだから本当に日本映画のレベルの低さを露呈しています。
原作が長編大作である分、2時間程度ではやはり描ききれない部分が多く各人の人間描写もやや弱くヨンファのこの作戦に対する計画性、動機、信念という部分は相当はしょって描かれているのではないでしょうか。
まぁ時間制限のある映画では仕方の無い話ですがそれならば勝地演じる工作員の過去のフラッシュバックなんて入れるぐらいなら肝心の主犯たちのバックボーンをもう少し掘り下げて描いたほうが良かったのでは??
その辺が弱いもんだからラストシーンが全く生きてこない。ラストに近ずけば近ずくほど盛り上がるべき話がどんどん希薄な内容へと変貌していく様は明らかに作品としての作り方を誤ったとしかいえません。
それでも充実した演技陣のおかげでなんとか鑑賞には堪えるレベルにはなっているのが救いです。
音楽はなぜかわざわざトレヴァー・ジョーンズ 。それでも仕事っぷりはさすがはハリウッド仕込み。どのスコアも場面場面をしっかり盛り上げているにもかかわらず決して俳優のセリフより前面には出てこない。あくまでもBGMとして作品をしっかり裏からサポートしています。やっぱ一流は違うんですね~~。アッパレ。

| 邦画(は行) | 12:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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