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たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

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『親切なクムジャさん』

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[2005年/韓国/カラー/112分]
監督:パク・チャヌク
主演:イ・ヨンエ チェ・ミンシク クォン・イェヨン
配給:東芝エンタテインメント
2005年ヴェネチア国際映画祭特別賞
たけちゃん評価:72
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《あらすじ》
天使のような美貌と残忍な手口で世間を騒然とさせた幼児誘拐事件の犯人クムジャは、服役中、誰に対しても優しい微笑を絶やさなかったことから「親切なクムジャさん」と呼ばれるようになる。13年間の服役を終えて出所した彼女は、自分を陥れたペク先生に復讐するため、かつての囚人仲間に協力を依頼する。ペク先生により引き離された娘と再会を果たし、ついに彼を手中にいれた彼女だったが、本当の復讐はそこからが始まりだった……。
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カンヌ映画祭でグランプリを受賞した『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督の「復讐三部作」の最終章という位置ずけの作品。
主演は韓国の吉永小百合と呼ばれるイ・ヨンエさん。清純派で知られる彼女が復讐を果たそうとする元服役囚を見事に演じます。
前作『オールド・ボーイ』の出来がピカイチだったので今回もある程度は期待をして見てみました。
しかし映画が始まってみるとどうも???の感じ。
時間軸があっちこっち行き過ぎて最初はイマイチまとまりの無さが見られます。その上今回はやや前衛的な演出がチラリホラリ。
刑務所内では復讐の時のために味方を多く募るためにみんなに親切にして恩を売って親切なクムジャと呼ばれるなんて設定はなかなか面白いとは思いましたが、まぁ展開的には『無実の罪で服役させられた主人公が復讐するために出所後に真の犯人を追い詰めていく』
という流れなんだろうなぁと思って見ていたんですが・・
その後の話の展開は思いもしない方向へと進んでいくことになり見ているほうもどんどんと目が離せなくなっていきます。
ん~~~こりゃやっぱすごい映画だわ。
ネタばれになるので詳しくは書きませんがこの復讐劇半端じゃあないっす。

えぐいです。

日本ならまずありえないし考えられない。
けど殺人犯がテレビカメラの前でみんなからののしられる国、韓国なら大いにありえそう。
その辺の日本人離れしたパワーがこの映画には感じられました。
また相変わらずパク・チャヌクはアジア人の範疇を大きく超えたセンスのよさやディテールのこだわりを存分にこの映画でも発揮しています。
魅力的かつ斬新なセットや小道具、相変わらずの選曲の素晴らしさ、そして人物の描き方や各人の個性の表現方法など伊丹十三監督に共通する非凡さを感じさせてくれます。
おぞましい残酷シーンや過激な精描写のシーンもあるので家族で見るのは厳しい映画ですが昨今凶悪犯罪の被害にあう事ももはや他人事では無くなりつつある我々日本人にとって正にタイムリーな題材の映画なのかもしれません。
残酷な復讐劇。
でもそこには絶望や悲しみ、そして明日への希望もしっかりと描かれた韓国映画の良作だったと思います。
2度目は見たくない映画。でも1度は見ておいて損しない映画でもありますね。

| 洋画(さ行) | 12:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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