たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

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『凶悪』



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監督:白石和彌
出演:山田孝之 ピエール瀧 リリー・フランキー
製作年:2013年 製作国:日本
配給:日活 上映時間:128分
たけちゃん評価:65


《あらすじ》
る日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男(リリー・フランキー)の罪を告発する衝撃的なものだった。藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……。

見ごたえはあるけどオチが弱い。

『ロストパラダイス・イン・トーキョー』の白石和彌が、ベストセラーノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発-」を映画化した作品。
2013年の様々な映画祭で賞を受賞した注目の作品。
でしたが結果的にはそこまで突き抜けて良作とまでは言えません。
内容的には『冷たい熱帯魚』的な猟奇殺人事件系かなぁ~と思いきやそこまでグロテスクではなくちょっと安心。
物語は死刑囚のピエール瀧が先生と呼ばれる共犯者がいるということを告白するところから始まるのですが、この先生というやつが確かに『凶悪』ではありますがそれほど頭が良くない。ちょっと場当たり的な犯罪者なのです。
先生は物語の中盤から満を持しての登場なのでこの部分はちょっとがっかり。。。

以下ネタバレあり

見てる方は何故共犯者として先生のことを告白するのか??
それには何か重大な計画みたいなものがあるのでは??ってなかんじでかなり物語に引き込まれます。
立場的に死刑囚の須藤は極悪ながらもちょっとバカなところがあり、人情にもろい部分もある男として描かれていて、フランキー演じる先生はその須藤を自分の思い通りにうまく操って決して自らの手は汚さない犯罪者。
のようになってます。

須藤の告白自体が実は先生の指令なのでは??
だとしたらいったい何のために??

と、この手のサスペンスものが好きな人なら誰でも想像したくなっちゃうのですが・・・

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残念ながらそういった映画的パンチの利いたオチは無く、実に肩透かしな展開で話が終わってしまいます。
『上申書殺人事件』という実話をモチーフにしているとはいえ、完全にフィクション部分も交えて映画にしてしまっている時点で果たしてそこまで忠実に再現する必要があったのかな~?という疑問が残ります。

誰の心の中にもある凶悪さってものを描きたかったんだと思いますし原作ありきなので仕方がないですが、単に犯罪者とその事件を追うジャーナリストの姿を描いても後半に向けての盛り上がりがないのではちょっと期待外れ。

それでも主演の3人は素晴らしい演技を見せてくれます。
山田孝之、ピエール瀧 リリー・フランキーの3人にとっては今後の役者人生において代表作、もしくはターニングポイントとなるぐらいの会心の演技だったのではないでしょうか。

そして白石監督の演出力も見ごたえはあります。(ただしシーンによってはちょっと安っぽい撮り方をしてる為にテレビドラマっぽい部分がありますが)

そんなわけで役者さんたちは会心の演技を見せてくれますが、オチが弱いために単なる陰湿な題材のお話でしたという後味しか残らなかったというちょっと惜しい作品でした。

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