たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

2013年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年02月

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『小さいおうち』





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監督:山田洋次
出演:松たか子 黒木華 妻夫木聡 倍賞千恵子
製作年:2013年 製作国:日本
配給:松竹 上映時間:136分
たけちゃん評価:75


《あらすじ》
健史(妻夫木聡)の親類であった、タキ(倍賞千恵子)が残した大学ノート。それは晩年の彼女がつづっていた自叙伝であった。昭和11年、田舎から出てきた若き日のタキ(黒木華)は、東京の外れに赤い三角屋根の小さくてモダンな屋敷を構える平井家のお手伝いさんとして働く。そこには、主人である雅樹(片岡孝太郎)と美しい年下の妻・時子(松たか子)、二人の間に生まれた男の子が暮らしていた。穏やかな彼らの生活を見つめていたタキだが、板倉(吉岡秀隆)という青年に時子の心が揺れていることに気付く。


古き良き昭和の香りが素敵な奥様ドラマ。

直木賞を受賞したベストセラーを大御所・山田洋次監督が熱望して映画化した作品だということです。

もはや山田監督の手腕に関しては何も心配することはなく、やはりその円熟味を増したプロの仕事はこの作品でもきちんと発揮されてるわけであります。
まぁ僕はそもそもが山田監督の作品が好きっていうこともあるんで、ひいき目に見てしまうところがあるのかもしれませんけどね(^^;)
最近の作品に比べるとやはり作り方が少し古くさいと感じちゃう方もいるのでしょうが、昭和が生んだ最後の大監督の昔ながらの息遣いを今なお感じさせてくれる作品としてみるならば、リアルタイムでしかも映画館の大スクリーンで鑑賞できるというのは、この上ない贅沢なのではないでしょうか??

さて、若い俳優さんたちにとって山田監督に使ってもらうってことは本当に名誉なことだと思います。
しかも山田組でのお仕事は、役者としてのステップアップにも確実につながっていってますからね。

特に前作『東京家族』から起用してもらっている妻夫木聡などは良い例ですよね。
俳優としてぐんっ!と開花したのは2010年の『悪人』だったでしょうが、演技に幅が出てきたのは『東京家族』の後からの方が顕著に見えるように感じます。

そして今回その機会に恵まれたのは松たか子と黒木華という2人の女優さん。

松たか子は『告白』『夢うるふたり』という自身の代表作を経て、ついに山田洋二監督作品の主人公を任されるまでの成長を遂げたわけです。まさに女優として確固たる地位を築いたのかもしれませんね。
(山田監督作品には以前『隠し剣鬼の爪』に主演してましたが)

実際この作品での演技は実にお見事。
セリフは当然のことながら、立ち振る舞いやちょっとした手の動かし方だけとっても昭和の時代の良いとこの奥様を完全に演じきってました

そしてお手伝いさん役の黒木華。
このポジションは山田監督ならお気に入りの蒼井優を持ってくるかと思いましたが・・・
そんな彼女を押しのけて?この役を勝ち取ったのが黒木華なのでしょうか??(笑)

彼女も本当に上手い!
『舟を編む』で演じた役柄とは全く違う、純粋で無垢なお手伝いさんをこれまた見事に演じてます。
彼女はおそらく今後はカメレオンタイプの女優さんとしてもっともっと大活躍していくのではないでしょうか??

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さて映画本編の内容に関してはどうだったかといいますと。。。

要は奥さんが不倫してたっていうだけの話なんですよね。

現代なら昼ドラでもそんなネタだけで1クールとてももたないっていうぐらいありきたりな設定なわけで。
そのあたりを今時分の感覚で観ちゃうとちょっと肩透かしになるかもしれません。

でもこれは戦争前夜の昭和初期の日本っていうところがミソなわけで。
この部分をつまらない設定だという見方は根本的に間違ってます。

この時代は姦通罪という法律があり不倫などしちゃうと6か月以上2年以下の重禁固刑っていう処罰が下された時代なのであります。
そういう社会情勢をある程度理解してみれば、なるほどこの作品の内容に対しても見方が変わってくるのではないでしょうか???

ちなみに相変わらず小道具には山田組特有のこだわりもあり、昭和の世界を見事に表現しています。
ちょっとしたシーンにノスタルジーを感じちゃう人も多いのではないでしょうか??

そして音楽は久石譲。
『ハウル』みたいなテーマ曲ですが、モダンな小さいおうちに住む奥様の物語っぽく、おしゃれでそしてどことなくもの悲しさもある素敵な楽曲を提供しているのも注目です

そんなわけで136分間
昭和の世界にタイムスリップしたかのような感覚で物語を堪能することが出来ました!

この手の映画が好きな大人の方にはおすすめ。(特に女性)

観賞後は家のお掃除をきちんとしよう!って気持ちになりますよ

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『ジャッジ!』



えぐちさん




監督:永井聡
出演:妻夫木聡 北川景子 リリー・フランキー 鈴木京香 豊川悦司
製作年:2013年 製作国:日本
配給:松竹 上映時間:105分
たけちゃん評価:70


《あらすじ》
大手広告代理店に入社して間もない太田喜一郎(妻夫木聡)は、審査員として参加予定の世界一のテレビCMを決定する広告祭に向かう。夜ごと開催されるパーティーには同伴者がいなければならないことから、同じ職場の大田ひかり(北川景子)も妻として一緒に行くことに。さまざまな国から集結したクリエイターたちが自分の会社のCMをグランプリにしようと奔走する中、太田もひかりと共に奮闘する。


適材適所なキャスティングに納得の良質コメディー。

CMプランナーとしてソフトバンクの「ホワイト家族」などを手がける澤本嘉光がまんまCM業界の裏側を面白おかしく描いた作品。
宣伝費をあまりかけていないのかどうかわかりませんが、案外と知名度が低い作品です(^^;)

でも内容的にはすこぶる上質のドタバタコメディーだったりするんですよ。

前半部分は広告代理店で働く主人公を通して業界の裏側を面白おかしく描き、後半は舞台を海外に移して広告祭での賞獲得を狙い、裏で奮闘するクリエイターたちの姿を描いています。

何気に今までありそうでなかったこの広告業界という設定は、やはりそれだけで新鮮味があり非常に興味深く映画を見ることができました

後半は海外が舞台なので外人さんもたくさん登場しますが、邦画にありがちな『外人をキャスティングした作品ほどなぜだかチープになる』という症状に陥ることもなく、とても自然に品質を保ったまま映画は進んでいきます。

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とにかくこの作品の見どころといえば

適材適所のキャスティングの妙

これに尽きると思います。

監督さん?は誰をキャスティングしたら一番いい味を出すか、ということを本当によくわかってるなぁ~と感心しました。

おっちょこちょいだけど根は善人な妻夫木聡。
一見冷ややかで強気だけど、か弱い面も持ち合わせている北川景子。
見た目いい加減。でも実はやり手のリリ・フランキー。
仕事のできるCMプランナーに鈴木京香。
などなどそのまんまのイメージ通りのキャステイング。
やり手だけど卑怯で何より女好きで気持ち悪い男なんて豊川悦司にやらしたら右に出る者はいないぐらい良い味を出しますよね・・・

この完璧なまでにマッチングしたキャスティングのおかげで、作品自体の質も向上したという珍しい作品だったと思います!
気軽に楽しめるコメディー映画としては十分合格点な作品でございました~

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『カノジョは嘘を愛しすぎてる』



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監督:小泉徳宏
出演:佐藤健 大原櫻子 三浦翔平 窪田正孝
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:117分
たけちゃん評価:65


《あらすじ》
人気バンドCRUDE PLAYのメンバーだったものの、デビューする前に抜けた小笠原秋(佐藤健)。サウンドクリエイターとしてバンドに楽曲を作ってきたが、ビジネス優先な音楽業界にうんざりしていた。そんなある日、CRUDE PLAYのファンだという女子高生・小枝理子(大原櫻子)と出会い、彼女に正体を明かさず恋人同士になる。理子との日々に安らぎを覚える秋だったが、類いまれな歌声を持つ彼女を音楽プロデューサーの高樹(反町隆史)がスカウトしたことで……。


大原櫻子の歌声にはしびれます。でも内容は中学生向け。

原作は青木琴美による少女マンガ。監督さんは『タイヨウのうた』でYUIを発掘した小泉徳宏監督です。
今回も非常に才能のある女の子を発掘するのに成功しています
ヒロインである理子の声は確かにすばらしく、劇中でも『ハッ!』とさせられちゃいます。
『BECK』では容姿のみの需要要員という扱いで、まさかの歌声一切なしという仕打ちを受けた佐藤健がその相手役を演じているというのも何やら因果なものですよね(^^;)

さて映画のほうですが、映像も美しいしテンポも良いです。
そしてやはり理子役の大原櫻子の存在のおかげで、漫画原作ものの映画化としてはおおむね成功を収めている部類に入るでしょう。

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でも僕的にはあまりにも内容が少女コミックチックすぎていまいち感情移入がしづらかったです。

なんかこの主人公が中学生みたいなやつなんですよね。。。。

天才作曲家みたいな位置付けで、なんだか常に孤独を抱え悩みぬいてるオーラを出しちゃってる奴なんです。
『こんな売れ方はしたくなかった』みたいなこと言ってはいつもプロデューサーに反抗的態度をとります。

僕はこの辺の描写がいまいち不自然に感じちゃいまして。。。。

だってそれでお金もらってんでしょ君は?(^^;)

売り方が気に入らないといいながらも、そうやってプロデューサーが頑張って売り込みかけてくれてるおかげでご飯も食べてるし、作曲活動で使ういろんな機材も購入できてるし、何よりあんなかっこいいひっろ~~いお部屋に住んで悠々自適な生活を送れてるわけでしょ??

そんなに嫌ならスパッとやめればいいのに、才能に嫉妬して自分の代わりに別のベーシストをバンドに加入させたり、そのベーシストが一念発起して理子をプロデュースしようとしたら、今度は後から引っ掻き回したりと・・・

なんだか思春期の中学生みたいなかまってちゃん化した主人公です。

そんなかんじでどうにも主人公に突っ込みを入れたくなってしまう設定が多すぎていまいち世界に入れませんでした。

まぁ原作ファンか女子中学生のようなピュアな方が見るべき映画なのかもしれません

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『トリック劇場版 ラストステージ』



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監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵 阿部寛
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:112分
たけちゃん評価:10


《あらすじ》
海外の秘境でレアアースを採掘するため、協力を依頼された天才物理学者・上田次郎(阿部寛)。しかし、採掘権は獲得してあるものの、そこに住む部族が立ち退きを拒否。上田は自称天才マジシャン・山田奈緒子(仲間由紀恵)の力を借り、部族が信奉する呪術師(水原希子)のトリックを見破ろうとするが……。

これが本当に面白いの???

前作『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』を見て、もう2度とこのシリーズを映画館で見るのはやめようと心に誓ったはずなのに。。。。。
ヤフーレビューで4点以上をたたき出しているので、ひょっとして???最後だから面白いのか??と騙されてしまい鑑賞
確かにこのシリーズって気楽にテレビドラマで観てる場合なら、そこそこ楽しめなくはないのですが。。。
1800円もの大金を払って映画館の大スクリーンで見ると本当にしょうもないです。

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あの寒いギャグの数々。
チープなセット。
やっすい脚本。

どこぞの自主映画でももう少し面白くできるでしょ~てぐらいしょぼい。

ファンからすればこれが『トリック』の売りなんだ!ってことなんでしょうね。
だとしたならファンやマニア以外には本当に地雷映画だと思います。

みなさん注意した方がいいですよ~
ちなみにあまりの完成度の低さに6回寝ました!

マニアが集まってるはずの映画館での上映後、観客たちが醸し出してた何とも言えない『やっちまった』感はなんだったんだろう・・・・

堤幸彦はやっぱ肌に合いません。

時間の無駄でした~

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『かぐや姫の物語』



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監督:高畑勲
声の出演:朝倉あき 高良健吾 地井武男 宮本信子
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:137分
たけちゃん評価:80


《あらすじ》
今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり……。


近年のジブリ作品ではピカイチの完成度。

スタジオジブリ。
引退した西の横綱、宮崎駿。
そして未だ現役で新作を送り出してきたこの作品の監督である高畑勲が東の横綱であるのは間違いないですよね。
『おもいで』や『ぽんぽこ』そして不朽の名作『火垂るの墓』など、ジブリを語る上で外すことのできない作品を作り続けてこられています。
前作の『となりの山田君』では興業的に大失敗をしてしまい、その名声に陰りが見えたともいわれますが、『山田君』はアニメーションの完成度という部分では他のクリエーターの遥か上にあったと僕は今でも思っています。
あれはそもそも長編として劇場公開する類いの作品ではなかったのに・・・・どういった力が働いてしまったのかは解りかねますが、高畑監督にとっては不運であったと言わざるを得ません。

そしてあれから実に14年もの歳月が過ぎ、高畑監督のリベンジともいえる最新作が完成したわけです。
しかしながら、公開前に流されたPVではあの『山田君』のような画がすかすかした隙間だらけの水彩手書きタッチを彷彿とさせるものであったために前評判は本当によくなかったです。

しかも予告編で流されまくったかぐや姫の疾走シーンは、デッサンまで崩れまくってなんだかうしろの百太郎の下絵PVみたいな映像だったものだから、更に期待値は低かったと思います。

この辺は完全に映画会社の戦略ミスか???

で、実際に見てみると・・・・

思ったよりすかすかじゃない

これに尽きます。

とにかくやさしい。
本当にやさしい。
スクリーンを通して絵のぬくもりがダイレクトに五感を刺激してきます。

あらららら。。。。こりゃすごいや。。。

これが素直な感想。

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お話の内容は完全に『竹取物語』。
そんなにひねりもなく普通に『竹取物語』。
日本人なら誰でも知ってる内容でしょうし、そういった部分では決して目新しさはありません。
でも、そういった古典的昔話を余計な脚色をせず直球勝負をしているあたりに高畑監督の自信が感じられます。

キャラクターデザインの好き嫌いはあるかもしれません。
が、この作品は間違いなく日本が世界に誇れるジャパニメーションの頂点グループに位置するでしょう。

『森田宏幸くん。 米林宏昌くん。 宮崎吾朗くん。これぐらいの作品を作ってみたまえよ』と、高畑監督が遥か高みからおっしゃってるような完成度に只々感服いたしました。

そういえばジブリで涙したのって・・・いつ以来だろう??
初めて涙したのが『火垂るの墓』で、今思えばそれ以来26年間ジブリで泣けたことはございません。
2度目の涙も同じ監督さんの作品ってところがクリエーターとしての偉大さを物語っていますよね。

お勧めです。

PS:エンディング曲の『いのちの記憶』も素晴らしい!!!

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『ゼロ・グラビティ』



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監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック ジョージ・クルーニー
製作年:2013年 製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース 映画 上映時間:91分
たけちゃん評価:78


《あらすじ》
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。


内容は地味ながら、斬新な映像で宇宙空間を疑似体験させてくれます。

スペースシャトルの大破により宇宙空間に放り出された宇宙飛行士の決死のサバイバルを描いた話題作。
アカデミー賞作品賞にもノミネートされるなど、評判もすこぶる良い作品です。

内容的には事故が起きてさぁ大変!ってことでなんとか帰還すべく頑張るっていうだけだし、見終わった後に冷静に考えてみても、登場人物はそれほど映画的に盛り上がるような奇想天外なことはやっていません。
至って地味なチョイスと作業を必死に頑張っていくだけ。

でもそれが逆にリアル。

観賞中は口がず~とポカ~ンと空いたままになってしまうことでしょう。

それほど宇宙空間の描き方やVFXが群を抜いています
これって本当に宇宙空間で撮影しました!って言ってもおそらく誰も疑わないのではないでしょうか??

ワンカットの長回しを多用しつつ(本当にワンカットではないでしょうが)、ありえない角度でのカメラのドリー(移動)などはまさに宇宙空間を観客に疑似体験させるという点では極上レベルです

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もう一つ良い点を挙げるならば、なんといってもその上映時間。
今時90分そこそこで切り上げてしまう大作ハリウッド映画なんてそうそうないですよね。
実際問題どれほど最高技術の映像で見せてくれたとしても、そこは宇宙空間。
あまり変わり映えのしない同じようなシーンの連続であることも事実。
となれば、130分延々とやるとどうしても途中で飽きちゃうはずだからでしょう。。。。
観客の集中力が持続するのはせいぜい90分と判断したのは作り手側の英断だったのではないでしょうか。

なお、この作品に関しては劇場で公開されている間に足を運んで、ぜひ大画面の3Dで鑑賞することをお勧めします

無重力空間でふわふわと浮いている水の塊についつい手を伸ばしてみたくなること間違いなしです。

おすすめ映画でございます~

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| 洋画(あ行) | 04:52 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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『永遠の0』



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監督:山崎貴
出演:岡田准一 三浦春馬 井上真央 濱田岳
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:144分
たけちゃん評価:78


《あらすじ》
祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり…。

日本人なら見ておくべき作品。但しキャスト陣の役作り不足も感じます。

大ベストセラーの映画化。
監督はVFXに定評のある山崎監督です。
どこかのパッチギばか監督が
『ストーリーや登場人物が実在したという証言もなく、現実味がないのにただ特攻を美談化するような描写に納得できない。』
などと批判してましたが、どこをどう見れば特攻美化になるのやら・・・???
これってフィクションなわけだし、どこにも実話とうたってないし。実話である必要性は全くないでしょうに。
なんていうかそもそも頭が悪いとしか思えない低レベルな批判を繰り広げていました。
でもパッチギバカ監督の撮った作品よりも断然出来はいいです(笑)

大体このゼロ戦っていう稀代の名機に憧れることと、戦争行為に憧れを持つことって全く正反対で対極に位置する感情ですよね。

ラストシーンの岡田君の壮絶な特攻シーンを見たら、純粋に日本人の血が流れているものであれば多くの人が感動するでしょうし、かっちょいい!!!って思うはずでしょう。
でもだからって戦争や特攻は素敵なことだ~って思う人なんかいないっつーの!!!
この作品も当然そのように描かれてるわけなので先ほどの低レベルな批評は全くもって的外れ。

さて、おはなしの面白さ、これはまぁ原作ものですから作家さんの独創性の力によるものが多いでしょう。
事実は小説よりも奇なりとうい言葉もあるぐらいなので、こういった最後のオチはまぁ無くはないかな?

でもこの映画の本当に伝えたいことはその部分ではないのかもしれません。

劇中では主人公のお友達が合コンの場で特攻の事を自爆テロみたいなもんでしょ??みたいな発言をします。
現代の若者にとっては先の大戦に対する知識、認識とはあの程度だという事実。
これはまさに現実社会でもその程度かもしれません。

実の祖父の事を調べるうちに太平洋戦争に関する正しい知識を身に付け始めていた主人公は、ここで激しく憤りをかんじるわけです。
ラストシーンでも祖父の特攻の真実に行き着いた主人公が激しく嗚咽するシーンがあります。

戦時中、多くの若者が未来の日本人の為にその身を投げ打って犠牲になってくれたにもかかわらず、今現在の自分や周りの同世代の若者が、いかにその思いを無駄にして生きているか。またそのことすら知らずに、知ろうともせずに日々を無駄にしながら生きていたか。
そのことに対する自責の念が、あの嗚咽のシーンに繋がるのでしょう。

まさにこの部分が今作が最も観客に伝えたい部分であったのだと僕は解釈しました。


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そういった意味ではこの作品は日本人ならまず見ておかなければいけない作品だと思います。

但しキャスト陣に関しては少し残念だったかな???
現代を舞台にした場合はみなさんベテラン組ですし、三浦春馬くんもまぁそつなく演じています。
でも戦時中のキャストの方々は・・・・・
う~ん。。。。
なんか違うんですよね~
岡田君もすっごい頑張ってるし、ほかの皆さんも精一杯真摯に演じていることは伝わってきます。
にも、かかわらず彼らのやり取りを見ていても当時の日本軍の匂いがしてこない。
現代っ子が衣装を着て兵隊さんを演じてます感が結局最後まで消えることはありませんでした。

う~ん。なぜなんだろう???そもそも実際の兵隊さんも若かったから演技が稚拙なのは仕方がないのか??
にしても、出てる若手俳優さんたちはみんな演技がそこそこ出来る人が多いのに。。。

とず~と考えてたら原因がわかりました!!!
それは・・・みんな戦時中なのに・・・・妙~~に・・・・

ふっくらしてる

岡田君も開戦前ならあの体型でいいのですが、終盤に人が変わったようになってるという設定時でも、メイクだけはそんなかんじで施されてますが顔の肉付きは全く変わってない。

井上真央も開戦前と終戦後の苦労している時分の顔つきが同じだから全然苦労しているように見えない。

浜田岳なんてもともとがあのちびっこ骨太体型なんだから、もっともっと体を絞って撮影に臨むべき。


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かのクリスチャン・ベールの狂気に満ちた役作りを見習ってもらいたいところです。

なるほど・・・だからいい作品なのにどうも彼らに緊張感が感じられないわけですね。
もっと覚悟をもってこの作品に挑んでほしかったし、挑むだけの価値のある題材でもあったはずなだけにその部分が残念ですね

もし全俳優さんがこの覚悟をもって撮影に臨んでいたなら・・・・
近年稀にみる戦争映画の金字塔にさえなりえたのかもしれません。


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『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』



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監督:亀垣一
声の出演:栗田貫一 高山みなみ
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:107分
たけちゃん評価:65


《あらすじ》
米花町の銀行に保管されているチェリーサファイアを強奪したルパン三世。銭形警部らの追跡を巻いたルパンは、謎の男アラン・スミシーと電話で連絡。同じ頃、超人気アイドルのエミリオが美人マネージャーのクラウディアを伴い来日。その際、コナンはエミリオのボディーガードをしている人物が、ルパン一味の次元大介だと見破る。そんな中、エミリオに脅迫状が届き…。


お祭り映画としての役割は十分果たすも、脚本がいまいち。

一昔前にハリウッドでも『エイリアンvsプレデター』や『ジェイソンvsフレディ』みたいなコラボ映画が乱立されましたが、日本映画ではアニメ界の人気者同士がタッグを組みました。
こういったコラボ物は2人のキャラクター同士のありえない同一画面内での共演、という部分では大変盛り上がりますが、それとは裏腹に内容的には非常にしょんぼりムードになってしまう作品がほとんどであるという現実があります。

多分に漏れず、この作品もそういった過去の作品と同じ道を辿ることになりました。

とにかく脚本が雑。
盛り上げたいのはわかるけど、あれやこれやと盛り込みすぎて全体的にまとまりがなくなっちゃってます。

VSとうたっていても結局最後は&になるんでしょ??
ってことは大抵の観客はわかってますから?だったら共闘して立ち向かう悪者をもう少しきちんとキャラを立たせて頂きたいところです。

起承転結。
もっとすっきりと見せ場を配置していき、後半にきちんと大きく盛り上げるべきでしょう。

ビルから落ちそうな外人歌手をみんなして協力して助け出すシーンをそこまで盛り上げてもねぇ・・・
しかも自殺する気はなくて、単なるアクシデントだったわけでしょ??

ん~~。違うよ。やっぱ盛り上げるべきシーンはそこではない。


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お互いの原作キャラにそれぞれ見せ場を作ろうとしているから駄目なんでしょうね。。。。

短い時間で2つの映画の登場人物全員にスポットを当てるのは、はっきりいってうまくないです。

ルパン・次元・五エ門・不二子・銭形の5人に対して
コナン側はコナン君・毛利・蘭の3人で十分。

とはいえお祭りイベント映画としての役割は何とかギリギリはたしているレベルではあるので、その部分に対して少し寛容になってあげれる方は楽しめるはずです・・・

実際オープニングのシークエンス。
特にルパン3世のあの神曲ともいえるOPテーマ曲が流れるシーンは鳥肌が立っちゃうぐらいかっこよく作られています

でもそこがピークであとは徐々に・・・・

誰か本当にルパンの良さとコナンの良さや見せ方をわかってる方が監督してくれないかな~

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