たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

2005年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2006年01月

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『ALWAYS 三丁目の夕日』

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[2005年/日本/カラー/133分]
監督:山崎貴
主演:堤真一 吉岡秀隆 小雪 薬師丸ひろ子 掘北真希
配給:東宝
たけちゃん評価:75
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《あらすじ》昭和33年の東京。短気だが情の厚い則文が営む鈴木オートに、集団就職で六子がやってきた。小さな町工場にがっかりした六子を、一家のやんちゃ坊主・一平は、「もうすぐテレビがくる」と慰める。鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川は、芥川賞の選考に残った経験がありながら、今は少年誌に冒険小説を投稿する日々。ある日茶川は、淡い思いを抱く飲み屋のおかみ、ヒロミに頼まれ、身寄りのない少年、淳之介を預かることに。
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シリーズの総発行部数が1400万部を記録する西岸良平のコミック、「三丁目の夕日」を、『リターナー』の山崎貴監督が映画化した作品です。舞台は、建設中の東京タワーが少しずつ空へ伸びていく昭和33年。夕日町三丁目で、慎ましくも笑顔の絶えない日々を送る人々の姿を、VFXを取り入れて感動的に表現しております。
先の日本アカデミー賞において14部門中なんと12部門も独占してしまった作品なんです!
では肝心の中身はと申しますと・・
映画としては合格点。
133分間十分鑑賞に堪える水準に達しています。
舞台になる夕日町3丁目に住んでんでいる鈴木家と駄菓子屋の芥川という二つの家族を中心に物語が進んでいくわけですが、次から次へと起こる出来事に青春時代を過ごした人にとっては懐かしく、知らない人にとっては新鮮に感じるので退屈であくびが出る間を一切与えないように出来ているのは助かります。
ただそのせいもあって昭和の時代の面白エピソードを盛り込むだけ盛り込んで満足してしまった部分もあり物語としての一貫性という部分はややピンボケ気味です。
よって作品自体の出来は奥深さはなく全てが広く浅くになってしまっています。
でもまあそこはマンガが原作の娯楽作なわけであってそれほど問題ではないでしょう。
というかそこまで求めちゃ酷ってもんです。

さて監督の山崎さん。子役を使わせたら天下一品なのはあいかわらず。
「シュブナイル」や「リターナー」で見せたその部分の手腕は今作でも十二分に発揮されてますね。

とにかく子役がうまい!!

平成生まれの子供が本当に昭和の子供のようスクリーンの中で、時には笑い、時には泣き、生き生きとそこに存在しているように思えます。
さりげないCGを多用することにより昭和の時代を違和感なく構築しようとしたわけでしょうが、この子役たちの演技こそCG以上にその効果を作品にもたらしていると言っても過言ではありません。
お見事!!

あっ!!そうそう。この映画ではあの駄目男優の吉岡秀隆が主演男優賞を受賞してました!!
彼は演技が上手くなったのか??レベルアップを果たしたのか??

いえ違います。今回は最高にはまり役でした。

あ~いうコミカルな駄目人間を演じさせたら実にいい味が出るんですね~。
裁判官やピアニストやミュージシャンは良くないけど今回の売れない小説家役はいい!!
良い作品に恵まれた彼には今後はしっかりと自分の良さを生かせる作品選びをしてほしいものです。期待してるよ~♪
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| 邦画(あ行) | 12:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『大停電の夜に』

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[2005年/日本/カラー/132分]
監督:源孝志
主演:豊川悦司 田口トモロヲ 原田知世 吉川晃司 寺島しのぶ 井川遥 淡島千景 宇津井健
配給:アスミック・エース エンタテインメント
たけちゃん評価:70
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《あらすじ》
12月24日クリスマスイヴ。天体望遠鏡で夜空を見上げていた少年は、病院の屋上から飛び降りようとしている女性を発見する。同じ頃、病院の一室では死期の迫った父が息子に最期の告白をしていた。それは死んだ母が、実は生きているという報せだった。恋人たちが行き交う表参道では、若い女性が電話に出ない相手にメッセージを残す。電話の相手は不倫関係の上司だった。それぞれの事情を抱えた人々が聖なる夜を迎えようとしていたとき、街から光が消え、すべてが暗闇に沈んだ。「午後5時過ぎ、首都圏全域が停電に見舞われました……」
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あの『東京タワー』の源孝志監督の新作です。
クリスマスイブに大停電に見舞われた東京で、複数の人々が織り成すちょっと素敵な物語をオムニバス形式で見せてくれます。
『東京タワー』の時もそうでしたがこの監督さん、本当に雰囲気作りが上手です。今回もクリスマスを題材にしながらジャズ喫茶が出てきたりと実にムーディーな映画に仕上がっていて個人的には好きです♪
出演陣も実に豪華。
しかしながらこれだけの登場人物が出てくるにもかかわらず、結局最終的にはほぼ全員がどこかで人間関係上繋がっているという設定はやや強引かつ行きすぎであったかも知れません。
それほど繋がっていなくてはいけない必要性も無いのでここは思い切ってある程度は切り離して描いたほうがもっと現実味が出たのでは??と思う部分があります。
まっそうは言ってもこの映画の持つ品のよさを損なうほどのことでもないですけどね。

日本映画で東京を舞台にこれだけ独自の世界観をしっかりと構築し、更に繊細な演出と共にしっとりとしたムードをしっかりと映画全編にもたらしているのはこの監督の非凡な才能ですね。
オススメです♪

| 邦画(た行) | 12:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ドミノ』

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[2005年/アメリカ=フランス/カラー/127分]
監督:トニー・スコット
主演:キーラ・ナイトレイ ミッキー・ローク クリストファー・ウォーケン
配給:UIP映画
たけちゃん評価:40
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《あらすじ》
名優ローレンス・ハーヴェイの娘としてロンドンに生まれたドミノ(キーラ・ナイトレイ)は、恵まれた特権階級の生活を送りながらも何か満たされない思いを抱えていた。ロサンゼルスに移り住んだ後、彼女に大きな転機がやってくる。新聞で偶然見つけた『バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)募集』の文字。湧き立つ気持ちを抑えられないドミノは、なかば強引にバウンティ・ハンターの仲間入りを果たす。そして、エド(ミッキー・ローク)やチョコ(エドガー・ラミレス)ら仲間とともに、死と隣り合わせのスリルに魅入られていく……。
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実在するバウンティーハンターを題材にした映画でありながら中身の大半はフィクションというなんとも中途半端な映画がこれ、ドミノです。
出ている役者はみな一癖もふた癖もある魅了的な人ばかりで、そこは唯一の救いなんですがとにかく脚本が駄目。
全く面白くない。
この映画はいったい何を描きたかったのでしょうか???
このトニースコット監督ってやつは大昔に『トゥルーロマンス』などの映画を撮ったことのある監督なんですがその頃から全く進化してない様をまざまざと見せ付けてくれています。
とにかくカメラを揺らす!揺らす!
そんでもって短いカットをフラッシュバックのように何度も重ねることによって斬新な映像と速いテンポで見るものを圧倒できると・・・

いまだに勘違いしています。

そしてクライマックスはどこか一箇所で2つ以上の異なる組織同士を鉢合わせてその場で大銃撃戦!!!でたーーー!!『トゥルーロマンス』と全く同じじゃねーかよ!!
あんた10年間前と同じことしか出来んのかい!!
『トップガン』や『クリムゾンタイド』などの映画史に残る作品を作り上げてきた監督ですがここ数年は完全に時代から取り残された感があったトニー君。
この作品でその位置を不動のものにしてしまったようです。ご愁傷様。

ちなみにドミノ・ハーベイという人は、イギリス人俳優ローレンス・ハーベイの娘で、モデルとして活躍しながら、その後、ナイトクラブ経営、消防士などを経て、賞金稼ぎに転向した人物で05年ロサンゼルスの自宅で謎の死を遂げた女性です。
どうです??興味そそる人物でしょう??

けどこの映画は『ドミノ』と銘打ってはいても単なるドンパチ映画でしかないのがなんとももったいない話です。はい。

| 洋画(た行) | 12:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『亡国のイージス』

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[2005年/日本/カラー/127分]
監督:阪本順治
主演:真田広之 寺尾聰 佐藤浩市 中井貴一
配給:日本ヘラルド映画=松竹
たけちゃん評価:65
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《あらすじ》
東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は、先任伍長の仙石に、犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファと共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。
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原作は福井晴敏のベストセラー。制作費12億円もかけて作られた超大作。
とにかく出演陣が豪華です。真田浩之、 寺尾聰 、佐藤浩市 、中井貴一 。これだけそろえられちゃったらもう言う事ありません。演技部分は満点です。それぞれが最高水準の演技でしっかりと作品に貢献しています。
だから映画の前半から中盤までの人間ドラマ主体の展開の部分はなかなか見ごたえがあります。
ですが事態が動き出していろんなアクションシーンが入ってくるようになるとそこはやっぱり日本映画。チープさがどうしても見えてしまうんですね。
海上自衛隊の全面協力で本物のイージス艦や戦闘機などを使用することが出来ても肝心の見せ場のシーンはちょこまかちょこまかした人間たちのしょぼいアクションに頼るしかないところが弁慶の泣き所。
勝地涼演じる工作員が見た目があまりに若すぎて全く説得力がなく頑張れば頑張るほどしらけてきちゃうのも痛い。いくらなんでも政府の工作活動を一手に担わせるにはあまりに若すぎるでしょう!見ててあまりに不自然。
他にもこれだけは何とかしてほしかったのが血のり。こりゃもう単なる小道具の一つだけどとにかくこの映画の血のりは安っぽい。全く持って血に見えん。あんなに真っ赤でつやつやぴかぴかの血のりをなんでわざわざ使うんでしょう。
12億もかけてもそんなところを見落としてるんだから本当に日本映画のレベルの低さを露呈しています。
原作が長編大作である分、2時間程度ではやはり描ききれない部分が多く各人の人間描写もやや弱くヨンファのこの作戦に対する計画性、動機、信念という部分は相当はしょって描かれているのではないでしょうか。
まぁ時間制限のある映画では仕方の無い話ですがそれならば勝地演じる工作員の過去のフラッシュバックなんて入れるぐらいなら肝心の主犯たちのバックボーンをもう少し掘り下げて描いたほうが良かったのでは??
その辺が弱いもんだからラストシーンが全く生きてこない。ラストに近ずけば近ずくほど盛り上がるべき話がどんどん希薄な内容へと変貌していく様は明らかに作品としての作り方を誤ったとしかいえません。
それでも充実した演技陣のおかげでなんとか鑑賞には堪えるレベルにはなっているのが救いです。
音楽はなぜかわざわざトレヴァー・ジョーンズ 。それでも仕事っぷりはさすがはハリウッド仕込み。どのスコアも場面場面をしっかり盛り上げているにもかかわらず決して俳優のセリフより前面には出てこない。あくまでもBGMとして作品をしっかり裏からサポートしています。やっぱ一流は違うんですね~~。アッパレ。

| 邦画(は行) | 12:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ダディ・フライ・ダディ』

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[2005年/日本/カラー/121分]
監督:成島 出
主演:岡田准一 堤真一
配給:東映
評たけちゃん評価:75
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《あらすじ》
絵に描いたような円満な家庭で幸せな生活を送っている鈴木一。そんな鈴木の生活が、ある日、あまりにも突然にガタガタと崩れ去った。愛娘が殴られて入院したのだ。病院に向かった鈴木に、加害者の高校生・石原と教頭は威圧的な態度を見せる。おまけにボクシング高校チャンプの石原にいなされてしまった鈴木に、娘は心を閉ざす。鈴木は刃物を隠し持って石原の高校に向かった……つもりが、そこは別の高校だった。在日高校生スンシンにノされるが、事情を知ったおちこぼれグループが、“石原と戦うベシ”と鈴木に協力を申し出る。スンシンの下、家族の絆を再生しようと、次の日から鈴木は会社を休んで猛特訓を始めた。
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お話の展開は全く持って単純。
暴行を受けた娘の敵をとるためにおっさんパパが喧嘩の強い高校生に弟子入りして修行に励む。ただそれだけ。
けどこれが相当面白い!!!
原作は『GO』でおなじみの金城一紀。在日朝鮮人を通していろいろと話を作ることの多い彼の作品ですが、今作もスンシンという在日の高校生が登場します。
ですが『GO』に比べてこの映画ではそれほどその部分は重要には描かれていません。
作品全体としては軽いタッチのスポコンコメディーになっています。
それでも劇中、スンシンが堤演じるおじさんに要所要所で言い放つ台詞が妙に重くかっこいいしそれなりに考えさせられます。すごい高校生だ・・・・
夏休みの間を利用し体力作りから始めて徐々に戦い方までマスターしていく過程が時にはコミカルに、時にはシリアスに描かれていて見ている方も感情移入しやすくとても楽しめます。堤真一が駄目オヤジをコミカルかつ健気に好演している点がそうさせるんでしょうね。スンシン役の岡田クンも難しい役どころを無難にこなしています。
監督は『油断大敵』という小粒の良作を撮った成島出さん。今回も小粒ながら非常に楽しめる作品を作ってくれたともいます。
ラストの決闘シーンがあまりにあっけなすぎたのが悲しいですが全体的に見て誰が見ても楽しめる娯楽作に仕上げられています。同年代のおじさんたちは感情移入しやすいかもしれませんね。丸2時間退屈せず楽しめるということはなかなか達成できてる映画は少ないものです。単純なお話ですが個人的には相当好きです。オススメ。

| 邦画(た行) | 12:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ハイドアンドシーク 暗闇のかくれんぼ』

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[2005年/アメリカ/カラー/102分]
監督ジョン・ポルソン
主演:ロバート・デ・ニーロ ダコタ・ファニング
配給:20世紀フォックス映画
たけちゃん評価:45
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《あらすじ》
母の自殺以来、心を閉ざした9歳のエミリーは、心理学者の父デビッドとともにニューヨーク郊外へ引っ越した。デビッドはエミリーに友達を作るように仕向けるが、エミリーは誰にも心を開くことはなく、見えない友達「チャーリー」とだけ遊ぶようになる。戸惑いながらも、エミリーの空想を静観することにしたデビッドだが、やがてチャーリーの存在は、彼らの生活を脅かしていく。娘を救うため、デビッドはエミリーの心の闇を解明しようとするが…。
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暗闇のかくれんぼ
なんてセンスの無いサブタイトルをつけたものでしょう!!
映画自体もセンスがありません。
冒頭から緊張感ある演出と落ち着いたテンポはなかなか。
デニーロとダコタ・ファニングも当然うまい。てか上手すぎます。
でも肝心の中身がくだらなかったです。
後半まで引っ張っておいてラストでどんでんがえしという最近流行のパターンをこの映画もとっています。
この映画がしょぼいのはどんでん返しさえさせればいいだろう的な安易な作り方をしてしまった点です。
ここから先はネタばれになりますのでご注意を!


おやじが二重人格だったって。。。
まぁそれはそれで意外?でもないけど。まあ意外な展開かもしれません。
じゃあキミ。この映画もう1度初めから見るとどうでしょう??
そうまったく複線は作り上げられてないのです。
オヤジが二重人格だったなら娘の今までの行動はどうみてもおかしい。
違和感ありすぎ、不自然極まりない。
そんなことなら娘はカウンセラーの女に何度でも言うチャンスはあったはずだし、外見はオヤジは変わらないのだから今がオヤジの人格なのかチャーリーの人格なのか娘にだってすぐにはわかるはずが無い。しかし映画の中の娘はいつだってオヤジ人格のオヤジとして接してるんです。
要は観客を騙して騙しあげて作った映画。そのためには登場人物たちにも都合の良い演技をさせた映画ですね。
DVDには別エンディングも収録されてましたが、オイオイ!なんじゃその別エンディングって。こんだけご都合主義で作っておいてラストもいろいろ撮ってるんかい。
結局はそん中途半端な気持ちで作り上げたお手軽ムービー。

お母さんは殺されて、オヤジも殺されて、自分は精神病棟(別エンディング)、なんの救いもありません。

大どんでん返しの代名詞
『シックス・センス』や『アザーズ』といった作品が面白いのは
ネタを知った後にもう1度見てみると
『あ~~たしかにそうだ~~』
『いわれてみればそんなふうにしっかり描いてるわ、コレ』
てかんじに思えるようにしっかり手を抜かず作り上げてるからなんです。

この映画はそんな仕事が全く施されてないので面白くもなんとも無い駄作です。

| 洋画(は行) | 12:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『春の雪』

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[2005年/日本/カラー/150分]
監督:行定勲
主演:妻夫木聡 竹内結子
配給:東宝
たけちゃん評価:55
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《あらすじ》
幼い頃、名門華族の綾倉家へ預けられた松枝清顕は、綾倉家の令嬢、聡子とともに育った。時が経ち、清顕は久しぶりに聡子に再会するが、聡子への恋心を素直に表せずにいた。やがて聡子に宮家との縁談が持ち上がるが、清顕は目を背けたまま。清顕が聡子への愛を自覚したのは、正式な婚約発表の後だった。天皇の勅許が降りた婚姻と知りながら、清顕は聡子に求愛し、聡子もまた、その愛を受け入れていく…。
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文豪、三島由紀夫の遺作となった「豊饒の海シリーズ」の第1作、「春の雪」を映画化。メガホンをとったのが岩井俊二監督の後継者、行定勲監督です。
『GO』と『セカチュー』などの現代劇で一世を風靡した同監督ですがそれ以降は『北の零年』のような文芸大作を良く撮るようになりました。
今回の舞台は大正時代。
僕は個人的に大正時代にはかなり惹かれるものを感じます。
年数にしてわずか15年しかなかった大正。
しかしながら大正デモクラシ-の気風の中で昭和初期にかけて猛烈な勢いで大衆文化が発達したこの時代は絵的にも最も日本人が絢爛豪華で凛としていた時代だと思います。
そんな時代を題材にした映画では『226』や『華の乱』などの名作がありますが当時子供ながらにその映画の中から伝わってくるこの大正という時代の持つ独特の雰囲気に酔ったものです。
そんな大正フェチの僕から見てこの映画はどのように映りましたと申し上げますると・・

まぁ雰囲気は良い。セットも良い。特に衣装には金もかけてるし結構こだわってますね。
女性たちの髪形なんかもしっかり勉強して作ってるな~と感心しました。
俳優たちの立ち姿や一つ一つの動作もなかなか。やるねぇ。
けどね、
主演2人の演技力の無さがやはり痛い。。。
妻夫木聡
竹内結子
このキャスティングには疑問ですね。
『主演の2人は誰にしましょうかね~??』
『今人気のあるこの2人なら何とかいけるんじゃない??』
『あ~~この2人なら若い世代層も取り込めますね~~!それでいきましょう!』
な~~んてノリで選んだんでしょう。
清顕と聡子を演じることが可能で三島由紀夫の世界観を壊すこともないイメージに合う役者は誰がいるか??を真剣に考えてほしかったです。

前半はグデグデ。後半ようやく少しは見れるようになってきます。
そんな後半の見せ場。駅での別れのシーン。
聡子は汽車の窓から清顕の幼少時代の2人の思い出の品、カルタの札を手渡します。
ん~~なかなか良い。普通は手紙だろうにかるたとは。聡子はどんな気持ちをそのカルタに込めたのでしょう。
なーんて考えていたらやっちゃいました。
回想シーンの挿入~~!!幼少時代の2人のシーンが繰り返されます。
はぁ~~~。じゃわざわざ映画の冒頭にそのシーン入れる必要ないじゃない。
ここであえて安易な回想シーンなんか入れなかったら行定勲やるな!と思えたのですがこの人もどうもフツーの監督さんのレベルに落ちていってるようですね。
あそこは観客に自分で考えさせなきゃつまんない。
なんでもかんでも説明してたんじゃ一方的に映像を垂れ流してるだけの作品でしょう。
残念。

まぁ、というかやっぱりたいして面白い映画では無かったです。

にしても主題歌,宇多多ヒカルじゃ

映画の雰囲気ぶち壊しなんすけど。。。。

映画業界も音楽業界もタイアップしなきゃつらいのね。映画ってそうじゃないでしょ。

| 邦画(は行) | 12:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『HINOKIO』

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[2005年/日本/カラー/111分]
監督:秋山貴彦
出演:多部未華子 本郷奏多 中村雅俊 原田美枝子
配給:松竹
たけちゃん評価:80
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《あらすじ》
事故で母親を亡くして以来、自室から出ようとしないサトル(本郷奏多)に、科学者の父・岩本薫(中村雅俊)は、自ら開発したロボット〈H-603〉を与える。サトルは〈H-603〉を遠隔操作して小学校に通うことに。初めて登校した教室で、材料に檜が使われていることから、その場でHINOKIOというあだ名がつけられる。早速、ガキ大将のジュン(多部未華子)が丈一(村上雄太)と健太(加藤諒)を従えてHINOKIOに近づいてくるが…。
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公開当初都内の駅に張られていたポスターをみてなんてセンスのあるデザインなんだろう、と感動して以来ようやく映画本編を見ることが出来ました。
お母さんが死んじゃって以来引きこもりになっちゃった少年がお父さんが作ってくれた遠隔操作の出来るロボットで学校に行くようになり、いろんなことを経験していくというのが簡単なあらすじ。
まぁ内容的にはお子様向け映画です。
日本映画のロボット物っていうと第一印象からしてちゃちい。
更に子供向けともなろうものなら大人が見るには値しない作品というのが定番です。
が、この映画はその辺は見事にクリアーしています。
とにかくロボットのデザインセンスが抜群。かなり凝っています。
素材の一部にヒノキを使っているという細かいディテールも面白いですしCGと実物大の模型を上手く使ってものすごく違和感なくそこに存在しています。というか日本映画では最高水準かもしれません。
冒頭のドラムを叩くシーンなんかとっても丁寧かつ上手く撮ってるな~と感動!
ここがちゃちいと最後までずーと痛いわけですが見事にクリアー!!
VFXの部分では日本映画では初めて僕の中での合格点レベルの作品に出会えました!!
ただ難を言えばHINOKIOにランドセルを持たせるシーンとラストでサトルをおぶって走るシーンは少し偽者くささが出ちゃいましたが・・・そこがなければ完璧!(^-^)

更にこの映画の成功ポイントは子役2人が最高。
オーディションで選ばれたという多部未華子は映画初主演とは思えぬ演技力で日本の子役特有の棒読みへたくそ臭は皆無。実に自然で無難に主演という大役をこなしています。
そしてなんといっても最高なのがサトル役の本郷奏多クン。
この映画撮影時にはほとんど無名。
ですが台詞の少ない難しい役どころを天性の存在感と透明感で見事に演じています。
この映画で見せた少し陰のある雰囲気とみずみずしい演技は将来性をものすごく感じさせてくれます。
実際この作品をきっかけに東京国際映画祭でクロージングを飾った話題作『大停電の夜に』やTVドラマの『あいくるしい』更には来年公開の『テニスの王子様』の実写版では主人公越前リョーマ役を射止めるなど一気に大ブレイクの予感大。知らない人は要チェックの子役俳優です。
今人気の神木隆之助なんかは果たして大人になってもどこまで活躍できるか・・・どちらかといえばこの彼のほうが役者として大成するのかもしれません。
とにかくこの映画はこれまた最高の子役にも恵まれたわけであり非常に幸運な作品なわけです。
一方厳しいのが大人たち。特にお父さん役の中村雅俊・・・
悪くはないんだけど・・・・良くも無い。
もっともっと表現豊かな俳優さんを起用していればラストシーンは本当に映画史に残る最高のシーンになったでしょう。
本当に・・・

もったいない。

作品自体は現実世界とゲームのバーチャル世界がリンクしているという少しリアリティーに欠ける部分が気入りませんがそれでも前述したように他の部分がそれを補って余るレベルでした。

特にラストシーン。最高。
病室のシーンから始まってバーチャル世界で母親と再会する少年、そして煙突から涙を流しながら落ちていく少女。この一連のシーンは本当に美しく感動的です。
その秘密はずばり

音楽が良いからです。

だれも何気に気がつかないかもしれませんがこの映画妙に音楽が良いです。
映画のおけるBGM。本当に重要な役割を担っているわけで、良い映画には必ず良い作曲家が裏から作品をサポートしています。この映画の作曲家も相当なレベルとみました。
この作曲家がいなければここまで感動できる作品にはならなかったでしょう。
後から公式HPにいって調べてみました!映画『HINOKIO』作曲は・・・

千住 明!!

日本映画音楽の最高峰を迎えていたんですね。どうりで・・・・(^^;)

一見して子供向けの幼稚なロボット物。
ふたを開けてみれば最高のスタッフとキャストが作り上げた子供たちの友情、親と子の絆を描いた稀に見る傑作でした。お勧めです。しかも・・・泣けます!!

| 邦画(は行) | 12:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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