たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

2004年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年01月

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『花とアリス』

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[2004年/日本/カラー/135分]
監督:岩井俊二
主演:鈴木杏 蒼井優 郭智博 大沢たかお 広末涼子
配給:東宝
たけちゃん評価:78
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《あらすじ》
恋愛に積極的なアリスと、好きな人に話しかけることもできず隠し撮りが精いっぱいのオクテな花は、同じバレエ教室に通う親友同士。やがて高校に進学した花は、ずっと憧れていた宮本と同じ落語研究会に入る。ある日、いつものように落語の文庫本を片手に歩いていた宮本は、不注意で転倒。花が駆け寄ると、宮本は軽い記憶喪失になっていた。とっさに「私はあなたの恋人よ」とウソをつく花。アリスまで巻き込み、花の策略が始まった!
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これはもともとはキットカットの企画でインターネット上で公開していたショートフィルムを長編映画として作り上げた作品です。
話の内容はというと別にコレといってひねりも何もない少女漫画みたいなものなんですが良くも悪くも天才・岩井俊二の王道を行くような作品です。
前作『リリィ・シュシュのすべて』という最高傑作を作り上げた後だけに次はいったいどれほどの作品を出してくるのか?とファンにとっては楽しみでありまた不安でもあったわけでありますが、今回は原点に返ったようなさわやか高校生物でした。
この監督のすごさは圧倒的な自分独自の世界観。
国内の映画監督の追随を全く許しません。世界レベルといってもいいかもしれません。北野武が世界的に認められていますが個人的には岩井監督の方が1枚も2枚も上手のような気がします。彼はもっと認められるべき才能の持ち主でしょう。国内での活動よりはもっと外に出て頑張ってほしいですね。かならず認められると思います。
演出力も段違い。
とにかく素の演技にものすごくこだわっています。というかそれを役者から引き出せる唯一の監督ですね。これって演技?と思えるよな透明感のある台詞回しは今作でも当然健在で主演の2人は本当にイイです。
役者はこの監督の映画に出たがるだろうなぁ~とおもいますね。自分の演技の幅が間違いなく広がりそうですものね。
岩井ファンなら間違いなくオススメ。
そうじゃない人でも見てみる価値はあると思いますよ。
映画後半。
蒼井優がオーディションでバレエを踊るシーン。
5分近くもあるんですが引き込まれます。そしてなぜか泣けてきちゃいます。
天才監督の感性とこれまた天才カメラマンの篠田昇の感性が見事に融合して芸術の域にまで達しちゃってます。
いや~話はこじんまりしてるんだけどすげー映画だったな~。
1つ1つの人物配置から構図、動き、もう全部がオミゴト!!(・▽・)
オススメです。
ただし合わない人にはまったく合わない映画です。要は監督の感性に共感できるものがあるかどうかという域でございます。
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| 邦画(は行) | 11:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ハウルの動く城』

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[2004年/日本/カラー/119分]
監督:宮崎 駿
声の主演:倍賞千恵子 木村拓哉 美輪明宏 神木隆之介
配給:東宝
たけちゃん評価:69
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《あらすじ》
魔法と科学が混在するどこかの世界。父が遺した帽子店で働く18歳の少女ソフィーは、ある日、悪名高き魔法使いのハウルに出会う。ハウルの正体はハンサムで心優しい青年だった。だがその晩ソフィーは、ハウルを目の敵にする荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆の姿にされてしまう。家を出たソフィーは、荒地を歩くうちに一軒の家に迷い込む。実はそこは、人々が恐れる“ハウルの動く城”だったのだ。ソフィーは住み込みの家政婦となり、ハウルや弟子のマルクル、城の動力源である炎のカルシファーたちと奇妙な共同生活を始めるが…。
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日本中がいや世界中が待ちに待った宮崎アニメの最新作。
原作はイギリスの児童文学です。はい。
期待が大きすぎるだけに酷評も多い作品です。さてその真相やいかに?!大の宮崎ファンの僕から見た率直な感想は・・・

こんなもんでしょ。

79年のカリオストロから始まって89年の魔女の宅急便。
この10年間が彼の黄金時代。
一般大衆向け娯楽作という色を前面に出した作品作りが突出していた時期だと思います。
92年の紅の豚から以降はもう完全に観客に媚びた作品作りはしなくなっちゃったんですよね~。
まだ子供心に紅の豚は『あれ??いままでと違って面白くない!?』と宮崎アニメに初めて違和感を感じたのを良く覚えています。
古きよき宮崎アニメをこよなく愛するファンは豚以前の作品へのノスタルジックな感情をいつまでも引きずりながら数年にごとに送り出される彼の新作に触れるのです。
ですが残念ながらそういったファンの願いとは逆に宮崎監督は、より自己表現的、自己中心的に自分が映画作品で何が出来るのか?常に葛藤しながら挑戦をする傾向にあるような気がします。
つまりTV局やマスコミは彼の作品を子供向け、ファミリー層で楽しめる、優等生的国民的高視聴率獲得可能アニメ~てかんじで売り出していますがそれは魔女宅までの彼の作品に限定されるのです。
もののけも千尋ももうそういう映画じゃなくなってるんですよ。
当然このハウルもです。
ですから一般的な起承転結アニメだと思ってみてもどうもしっくりこないわけです。まぁだから当然酷評も多くなるってわけです。
アニメという形をとっているのは表面上だけであってもう大衆映画じゃぁないって事を肝に銘じてみてほしいです。

に・・・しても今回の新作は少し気になるところが多々あります。
倍賞さんの声。
ババア時代はともかく少女時代の作った声は実に痛い。気にならない。うん。気になりはしない。。。。と気を使わせチャもうおしまい。
う~~~ん。痛すぎる。
その点神木隆之介くんは本業が声優か!?というぐらいの素晴らしさ。完全主義の監督がこの違和感に気がつかないはずないんですが・・
もうぼけちゃったのかなぁ・・・
あといくらなんでもハウルとソフィーが恋愛関係にいたるまでのくだりがなさ過ぎるでしょう。
ソフィーがハウルを好き!と言ったってはぁ??てかんじ。

それでもおなじみの久石音楽と宮崎ブランドで2時間みれちゃうのはさすが。
おそらくみんなDVDも買っちゃう。
つまんね~!ていってた人も買っちゃう。
日本人てブランド志向なんだよね。つくずく・・・・・

| 邦画(は行) | 11:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『東京タワー』

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[2004年/日本/カラー/126分]
監督:源孝志
出演:黒木瞳 岡田准一 松本潤 寺島しのぶ 岸谷五郎
配給:東宝
たけちゃん評価:75
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《あらすじ》
売れっ子CMプランナーの妻、詩史(黒木瞳)は、20の年齢差がある透(岡田准一)と出会い、恋に落ちた。それから3年、透と詩史は密やかな愛を重ね続けていた。透の友人である耕二は、同世代の恋人がいながら、主婦の喜美子と付き合い始める。夫への不満を爆発させる喜美子も、耕二の目には愛おしく映る。しかし、求め合う気持ちが強まるにつれ、心の均衡は崩れていく。やがて二組の恋人たちに、ひとつの終わりが訪れる。
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『恋はするものじゃなく、おちるものだ。』

そんな洒落た台詞が至る所に散りばめられ、素敵な雰囲気を全体にまとった作品でした♪

映画が始まって初めの30分はあまりにもかっこつけた岡田准一の演技に背中がムズムズ痒くなります。
詩史からの電話を自宅の自分の部屋(むちゃくちゃエレガントな様相)でクラシック音楽をかけ、自分でコーヒーを焚き、椅子に座って読書をしながら待つ透。
『夏休みなのにどこかに出かけないの?』という詩史の言葉に透が答えます。
『詩史さんの電話に出れなくなっちゃうから。』

(´Д`)くっせ~~~!!てか21ならバイトでもしろ!!

な~~んてかんじで一人で突っ込みどころ満載な映画だったんです。
がしかし・・・これはこれで徐々に作品の持つ独特の雰囲気に引き込まれていっちゃいます。
途中から岡田のかっこつけ演技も黒木瞳の上流階級セレブマダムな演技も全く気にならなくなっちゃうんですね~これが(^。^;)
こりゃ監督の源さんの力量でしょう。いや本当にこの監督注目っすね。
普通、日本映画でジャニーズ主演で山下達郎主題歌でロマンチック物ときたらアポーンな結果に終わる可能性大!!ですよ。それを原作の台詞を忠実に取り入れて、気合の入ったセットと衣装、更になんの恥じらいも無く徹底して綺麗でおしゃれな恋愛映画として一貫させた作り手の勝ちですね。
この監督さん、次回作は『大停電の夜に』という映画のメガホンをとらせてもらえたりしています。さすが。

また、華麗でロマンチックな詩史と透の恋愛と対比するように松本潤演じる耕二と寺島しのぶ演じる人妻の貴美子のどろどろとした修羅場連続の恋愛模様が描かれているのも作品の出来を良くしています。

非現実的な恋愛模様
現実的な恋愛模様

これで更に幅広く観客層を広げられますもんね。
詩史と透の話だけだったなら間違いなく最後まで持たなかったでしょう。

フランス料理のフルコースばかりだとたまには味噌汁ぶっかけご飯が食べたくなるようなもんです。

世界観をしっかりと構築した作品。

どっぷりと浸りがいのあるなかなかの作品です。この手の映画が好きな人はお勧めです。
まぁ★3つの上ぐらいの作品ですが

貴美子演じる寺島しのぶの存在感が良い。

松本潤はそれなりに頑張ってる。彼の衣装がおしゃれなので見ていて面白い。

東京タワーもやりようによっては洒落たアイテムになるんだなぁ~と思えた。通天閣じゃムリ。

以上の点を採点に加えて個人的には★4つといきましょう。僕は好きです♪

けど世の男性の大半は痒い痒いかもしれませんのであしからず。

| 邦画(た行) | 11:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『天国の本屋 恋火』

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[2004年/日本/カラー/111分]
監督:篠原哲雄
出演:竹内結子 玉山鉄二 香川照之
配給:松竹
たけちゃん評価:20
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《あらすじ》
リストラされたピアニストの健太(玉山鉄二)は、途方に暮れ酔いつぶれていたはずが、気がつくと“天国の本屋”にいた。臨時アルバイトとして店長のヤマキ(原田芳雄)にムリヤリ連れてこられてしまったのだ。状況が飲み込めず天国をブラブラしていた健太だが、子供時代の憧れのピアニスト翔子(竹内結子)と再会し、感激する。一方、地上では翔子の姪の香夏子(竹内結子・二役)が、商店街の花火大会復活にむけて奔走していた…。
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原作は絶版寸前で地方の本屋の主人がたまたま読んでみてこれはいい!と口コミで全国区になったという少々変わった本です。
3部作のうちから『天国の本屋』と『恋火』を映像化したものです。
話的にはおとぎ話と恋愛話をくっつけたかんじ。
けどどうもよくありません。
映画のしょっぱないきなり何の前触れもなく主人公は天国で目を覚ますわけですが玉山哲二扮する主人公のピアニストは周りの人間にここは天国だよといわれても全く動じません。
おいおいいくらなんでもそりゃないでしょう。
目が覚めたら回りはみんな知らない人間。全く見覚えのない場所。となれば普通の人間なら多少なりとも動揺するでしょう?
いくら玉山哲二の演技が薄っぺら過ぎると入ってもここでいきなり出鼻をくじかれました。こういう細かい部分の演出って実はものすごく大事だと思うんですよね。
この映画はそういう部分が余りに目立ちすぎて作品としてねじがゆるみすぎっていうかんじになっちゃいました。
例えば香理奈ていう天国の本屋で働いている女は実はまだ生きてるって設定で自分のせいで死んでしまった弟に謝りたくて自殺寸前に天国に連れてこられたことになっているんだけど、その女が遂に弟に再会するシーンがあるんですね。
まぁいうなれば中盤のもっともジーンと来るべきシーン。
再会!ってところでただ弟の名前を呼んで泣きながら抱きついてしまいます。・・・なんていうかな・・そうじゃあないでしょう。ずっこけましたよ。全く!
ためっていう演出が全くないんですよね。
僕なら弟を見て涙があふれてくるカットをしっかり入れて震える声で恐る恐る弟に名前を聞くシーンをしっかり見せます。
本当に死んだ弟ということがわかって更に涙があふれてきてゆっくりとそしてやさしく弟を抱きしめて・・とじっくり見せてその後で弟の名前を呼びながら号泣。ってかんじの演出は最低でもしたいシーンです。
ラストシーン。大空を彩る花火とピアノの演奏で盛り上げようと盛り上げようとしますが天国からグランドピアノごと戻ってきた健太が丘の上で死んだ翔子の作った曲をピアノで弾いています。そこに駆け寄ってきた香夏子が尋ねます・・
『あの~~~??・・・・今の曲・・・・』
なんじゃそりゃ!!丘の上にグランドピアノだよ?!それだけでもおかしいでしょう!しかも男がそこで一人でピアノ弾いてるんだよ??
何してるんですか?から聞くでしょう?普通は!それからその曲って流れでしょう普通。こんなかんじで余りにも適当な作業が随所にみられます。
この辺だけでもきちんとこなしていれば作品自体の完成度だってずいぶん違ったはずです。そういった意味では本当に不幸な作品だったといえるでしょう。
結局天国から帰ってきた健太と翔子の彼氏との絡みは一切なし。
なし。
そう・・・ないんですよ。そこが一番面白そうなのに。
天国で翔子がセロリに味噌をつけて食べるシーン。
元彼が好きだった食べ方なんだと説明するんですが、これって現世に帰ったあと死んだ翔子と本当に会ってきた事を彼氏に証明するための複線として使えるのに劇中では全く活用されることはありませんでした。
同時期に公開されたセカチューと比べるとまったく陽の目を見ることが出来なかったのはこのあたりのぬるさが要因だったのかもしれませんね。

唯一見れたのは香川照之の演技です。

| 邦画(た行) | 11:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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