たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

2002年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2003年06月

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『仄暗い水の底か』

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[2002年/日本/カラー/101分]
監督:中田秀夫
主演:黒木瞳 菅野莉央
配給:東宝
たけちゃん評価:30
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《あらすじ》
幼い娘・郁子の親権をめぐって、 淑美は夫との離婚調停を行なっている最中。不幸だった幼い頃から、 人一倍温かな家族を渇望していた彼女にとっては皮肉な話だった。やがて調停も最終段階に差し掛かり、 淑美は郁子と2人で古びたマンションに移り住むことになる。しかし、 そこでは様々な怪奇現象が2人を待ち受けていた。やがて、 謎の出来事の原因が明らかになってゆく…。
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『リング』の原作者と監督が再びタッグを組んだ作品。
途中まではけっこう良い出来でした!
何がいいってけっこう本当に起こりえそうな心霊現象がちょこちょこ起こっていくので観ていて何気に気味悪いです。
まぁ確かにTVドラマでも十分では?と思えるスケールではあるんですが。
黒木瞳もシングルマザーを実に自然体で演じてました。彼女ってけっこう演技うまかったんですね~~。
まあ、そんな感じで途中までは★3つコースだったんですけど、後半がまずかった・・・
女の子がエレベーターの前にいるとドアが開いて大量の水がざっぱ~~~んって噴出してきます。『おいぃぃ~!!そんな心霊現象ねーだろうよー!』といっきに冷めました。せっかくここまで丁寧にかつリアルに作ってきて最後にそりゃないだろぉ・・更にラストの終わり方なんて最悪。
劇場公開当時まったくお客さんが入らなかった映画ですが、こりゃ~逆にそれで良かったですね。被害者が少なくて済みました!(^-^)
あ~~つまんね~。
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| 邦画(は行) | 12:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ロード・トゥ・パーディション』

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[2002年/アメリカ/カラー/117分]
監督:サム・メンデス
主演:トム・ハンクス タイラ-・ホ-クリン ポール・ニューマン ジュード・ロウ
配給:20世紀フォックス
たけちゃん評価:75
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《あらすじ》
1931年イリノイ州ロックアイランドの町。良き夫であり2人の良き父親であるマイケル・サリヴァンには、町を牛耳るアイルランド系マフィアの幹部という裏の顔があった。ボスのジョン・ルーニーは、マイケルを息子のように愛し、また彼の2人の息子も実の孫のようにかわいがっていた。そんな父ジョンを息子コナーは苦々しく思っていた。ある日、組織の幹部会でコナーは自分のミスをジョンに責められる。次第に追いつめられてたコナーは、父への恐れとともにマイケルに対する嫉妬と憎悪をふくらませ、彼の妻子を殺してしまう。マイケルは生き残った長男を連れ、壮絶な復讐への旅に出る。しかし、それは父子にとって地獄(パーディション)への旅でもあった・・・。
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あの超つまんない映画『アメリカンビューティー』の監督作品なので一抹の不安を持ちつつ観賞。
映画の冒頭で少年が街中を自転車乗って走るシーンから『おっ』(・。・)と思いました。セットに力が入ってるなぁ~この時代の雰囲気がすげーでてるじゃ~~ん!これはしっかり作ってる映画だな!としょっぱなである程度面白い映画だろうと思ったんですが、予感はいいほうにあたりました。
ストーリー的にはギャング物というよりは父と息子の交流に重点を置いたヒューマンドラマです。
映画的には前半よりは後半、父と息子の逃亡するところからロードムービーみたいになってきて面白くなってきました。
話の展開的にラストはまぁ、あ~いう結果になるとは思ってたけど予想道理の結果で少し残念。けどその後の少年のエピソードが少し描かれていたのが救いで、☆一つ増えました。
役者陣もさすがにうまい。トム・ハンクスはこういう殺し屋の役は初めてでしょう。観ていてけっこう新鮮でなおかつグー!でした。
ポール・ニューマンもまだまだ現役で俳優業が出来るというところを見せ付けてくれます。ヒットマン役のジュード・ロウもこういう切れた脇役やらせたら右に出ないぐらいの存在感が出てきてます。
復讐に燃える男の戦いと父と子の親子の絆を禁酒法時代を背景に実に見ごたえのある作品に仕上がっています。全編にわたって丁寧に作ってあるので約2時間ほとんどだれません。けっこうオススメですので観てない人はぜひぜひ。 

| 洋画(ら行) | 11:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『チョコレート』

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2002年 第74回アカデミー賞 最優秀主演女優賞受賞
2002年 ベルリン国際映画祭 銀熊賞 最優秀主演女優賞受賞
[2001年/アメリカ/カラー/113分]
監督:マーク・フォスター
主演:ハル・ベリー ビリー・ボブ・ソーントン ヒース・レジャー
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
たけちゃん評価:60
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《あらすじ》
1年間服役していた死刑囚の夫がいよいよ刑に処され、ほどなくたったひとりの息子も不慮の事故で失ってしまったレティシア。一方、レティシアの夫の最期に立ち合った看守のハンクは、いがみ合っていた息子に目の前で自殺され、看守の仕事を辞職した。そんな絶望的な状態で出会ったふたり。黒人差別主義者のハンクと、黒人女性レティシア。結ばれるはずのないふたりが共に息子を失った喪失感を重ね合い、感じ合い、互いの愛を貪り合う。そうして生まれた愛なのに、ハンクの父親から放たれた侮辱の言葉でレティシアは傷つき、一時はハンクを避けるのだが、家賃滞納で部屋を追い出されたレティシアは彼の家に身を寄せることになり、再び彼の愛を感じ直したその夜、実はハンクは夫と面識があったことを知った彼女は呆然とする。そこへハンクが現れて・・・。
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ハル・ベリーが黒人の女優で史上初のアカデミー主演女優賞を受賞したことで話題になった映画です。
劇中に出てくるレシティアさん、とにかく不幸が続きます。だんなは死刑になるし、息子は車にはねられるし・・悲惨です。
見ていてちょっと重いなぁ~って感じでした。
結局心に傷を負った似たもの同士が出会って恋に落ちていくという恋愛物ではあるんですが、人間が3人も死じゃいます。だから重いんですね。
あと2人のHシーンが生々しい&激しい&長すぎます。
こりゃ~絶対にTVで放送はされないんだろうな~。AVかと思っちゃうぐらいです。なんかもうそのへんが見ていて苦痛でした。
まぁ悪くはないんですが全編に漂う重~い雰囲気と、エロエロシーンとで観ていて(・3・;)はふ~ってかんじです。
父親の影響で黒人差別主義者でエゴイストな男が次第に人間味を取り戻していく過程やハルベリーの演技なんかは良かったのでもうちょいってとこでしたね。
ラストシーンは『それで終わりかよ!』って突っ込みたくなります。

| 洋画(た行) | 11:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『私のグランパ』

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[2002年/日本/カラー/113分]
監督:東 陽一
主演:菅原文太 石原さとみ 浅野忠信
配給:東映
たけちゃん評価:40
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《あらすじ》今日はおじいちゃんが刑務所から13年ぶりに帰ってくる日。南米に行っていると聞かされていたのに、刑務所にいたなんて…! 一緒に住んでるグランマは会いたくないと言って家を出て行った。でも、帰ってきたおじいちゃんは、私を不良から助けてくれたり、町の人からはまるで長い旅から帰ってきたかのように慕われている。私もだんだん打ち解けておじいちゃんを“グランパ”って呼べるようにもなった。そんな時、家の前にヤクザが現れた。13年前の事件と関係があるらしい。刑務所に入る前、グランパはいったい何をしたの…?
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菅原文太演じる今時珍しいおじいちゃんのお話。
このおじいちゃん、友人の敵討ちで殺人を犯して刑務所に入ったけど人情味あふれ正義感の強い人間性でご近所のカリスマじいさんという設定です。
その孫役で出てくるのが石原ひとみ。ホリプロ・スカウトキャラバンでグランプリを獲った子です。まぁまぁみずみずしい演技をしていたかもしれません。
さてこのじいさん久しぶりに帰ってきたらいきなりヤンキーのがきんちょとかに絡まれたりしますがなんのなんの。ぶち回しちゃいます!おぉ~とそこは見ていて結構スカッとします。いまどきこんな人いないだろうなぁ~。
孫との心の交流が深まっていく描写もまぁ普通。
クライマックス。以前トラブったヤクザに娘をさらわれてしまいます。ところがそのヤクザの親分のキャラクター設定がてんでおそまつ。いきなりコメディーぽくなっちゃいます。挙句の果てにじいさんは機関銃を撃ちまわす始末・・・・
やっぱり東映の映画だね・・・
おそまつ!!

| 邦画(わ行) | 11:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『レッド・ドラゴン』

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[2002年/アメリカ/カラー/125分]
監督:ブレット・ラトナー
主演:アンソニー・ホプキンズ エドワード・ノートン レイフ・ファインズ ハーヴェイ・カイテル
配給:UIP
たけちゃん評価:65
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《あらすじ》
壮絶な死闘の末、“人喰いハンニバル”ことレクター博士を逮捕した元捜査官ウィル・グレアム。すでにFBIを退職していた彼のもとに、元上司クロフォードがある連続猟奇殺人事件の捜査依頼にやって来た。グレアムはしぶしぶ捜査協力を承諾するが、その凄惨な現場を見た時、この猟奇犯を割り出すためには、天才的な洞察力を持つ天敵レクター博士の助けが必要だと考える…。
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「羊たちの沈黙」「ハンニバル」に続く、鬼才トマス・ハリス原作による“レクター博士3部作”第1章を完全映画化。
キャストも良くこれだけ集めたなぁ~と感心するほどの豪華メンバー。
で、肝心の中身はと言うとまずまず合格と言ったところでしょうか。
監督は『ラッシュ・アワー』を撮った人ですが、こういうテイストの映画を撮らせてもしっかりとしたものを完成させることが出来る手腕は素晴らしいです。
サイコサスペンス物としてはしっかりとツボを抑えているので誰もがある程度は楽しめるので安心できます。
ただ前2作と比べていまいち小粒な感が否めないのは残念ですね。
やっぱり3作目ともなるとアンソニー・ホプキンスのレクター博士にはあまり怖さを感じないです。このシリーズはやっぱり第1作で打ち止めにしておいたほうが良かったと思うんですよね~。
第1作の衝撃は回を重ねるごとに薄れていっています。
それにしても猟奇犯罪者っていうのは幼少期になんらかの虐待を受けてしまっている人が多いですね。この映画の犯人もそう。ある意味かわいそうな人間です。だから最終的に事件が解決しても晴れやかな気分にはなれません。

| 洋画(ら行) | 11:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『リターナー』

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[2002年/日本/カラー/116分]
監督:山崎貴
主演:金城武 鈴木杏 岸谷五郎 樹木希林
配給:東宝
たけちゃん評価:60
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《あらすじ》
依頼者からの情報をもとに闇の取引現場に潜入し、金を奪還、そしてその金を依頼者に送り戻す仕事をしている凄腕の“リターナー”ミヤモト(金城武)。いつものように闇取引きの現場に潜入した彼は、そこで衝撃的な再会を果たす。それは少年時代、自分の親友を殺した溝口(岸谷五朗)が現場にいたのだ! 激しい怒りと憎しみを胸に溝口に襲い掛かったミヤモトだったが、後一息のところで彼を取り逃がしてしまう。しかし、現場に居合わせた不思議な少女・ミリ(鈴木杏)から「重大な仕事」を手伝って欲しいと頼まれるのだった…。
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和製SFは絶対に面白くないので映画館には行かずレンタルで見ました。
一言で言えば『レオン』『MI2』『マトリックス』『インデペンデンス・デイ』『ターミネーター』といった映画のモロパクリ映画です。これってパロディー映画じゃなくて真剣にいいもの作ろうとして撮ったんでしょう?僕が監督だったら恥ずかしくて世には出せんよ。ここまでパクって恥ずかしくないんかいな。もう少しオリジナリティーっつーもんは無いのかいね・・とほほ
けどこの映画最後までは何とか見れました。特筆すべきは鈴木杏!!この子演技がイイ!!(・▽・)
この子のおかげでこの映画★一つ増やしました。この手の映画に出てくる子役はだいたいヘボが多いのですが鈴木杏の演技は見事!そのおかげで金城武とのやり取りなんかは見ていて非常に面白かったですね~。またラストの別れのシーンでの演技もすばらしいです。演技がくさいとしら~となるところだけど彼女のみずみずしい自然な演技でそれなりにじ~んときます。いっぽう気の毒なのが岸谷五郎。切れた悪役を一生懸命演じてはいるけど見ていてツライ。全然だめです。おそらくイメージは『レオン』のゲイリー・オールドマンなんだろうけど岸谷五郎には無理だよ・・かわいそうに。
SFXのシーンは日本映画にしてはまあまあ頑張ってました。といってもやっぱりしょぼいんだけどね・・
この映画やっぱり映画館に行かなくて良かったです。当時行った人ご愁傷様でした。
まあDVDでなら暇つぶしにはなりますのでお暇ならどうぞ。

| 邦画(ら行) | 11:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『模倣犯』

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[2002年/日本/カラー/124分]
監督:森田芳光
主演:中居正広 藤井隆 津田寛治 木村佳乃 山崎努
配給:東宝
たけちゃん評価:40
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《あらすじ》
一人の女性が姿を消した。消息がわからないまま10ヶ月がすぎた頃、公園のごみ箱から女性の右腕とショルダーバッグが発見される。次いで生放送中のテレビのワイドショーに犯人と名乗る男から一本の電話が入り、殺人ライヴを予告する。騒然とする中、犯人はTVやインターネットなどのメディアを通じて、次々と嘲笑うかのような挑発的な犯行声明を繰り返していく。日本中が翻弄される中、突然、容疑者と目されていた人物の事故死が判明し、事件は収束に向かうかに思われた。だが・・・。
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宮部みゆきの同名ベストセラー小説の映画化。
この作品とにかく評判が良くない映画として有名です。
ところ観てみるとまぁ何とか最後までは我慢できる映画になっていました。
監督は『失楽園』、『39 刑法第39条』、『黒い家』など最近は原作物ばかり撮っている森田芳光監督。いや撮れなくなってしまっているの間違いかなぁ?(笑)
この監督、本来はそれほど力量がある監督ではないような気がします。最近の作品はどれも原作物でそのどれもが原作ほどの出来にはいってないようです。
しかしながらキャスティングとその演出に関してはなかなかのものを感じます。
今回も非常に奇抜なキャスティング。犯人役にご存知国民的アイドルグループSMAPの中居正広。この時点で大失敗を予感させましたがさすがは森田監督。
ピースと名乗る冷酷な知能犯役が以外に様になっちゃってます。
もともと彼にはこういうねっとりとした冷酷さっていう資質があったのかもしれません。もしそれを見抜いていたとすれば監督の見る目はすげーと思わされますね。それ以外のキャスティングもそう。藤井隆なんかも監督によってしっかりとその持ち味を引き出されてるように感じました。
中でも秀逸だったのが津田寛治です。4カ国語を操る犯罪者という難しい役柄を実に存在感のある演技でこなしていたと思います。
そんなかんじで俳優陣は良い仕事をしていました。
ですが原作は上下2巻にわたる長編大作。所詮2時間程度にまとめようとすればそのほとんどを削らなくてはならないのは当然で、そうなると人物描写は中途半端になって、話の展開にも無理が出てきます。
だから映画として中途半端になるのは仕方のないこと。『黒い家』や『失楽園』ほど話は単純ではないため完全に原作に負けている模様。
それが証拠に原作ファンから大ブーイングが巻き起こっておりまする~♪
原作か映画か?と聞かれれば間違いなく原作をオススメします!

最後のCGのシーンはあえて突っ込みません。日本映画だもん。仕方ない。

| 邦画(ま行) | 11:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『壬生義士伝』

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[2002年/日本/カラー/137分]
監督:滝田洋二郎
主演:中井貴一 佐藤浩一 中谷美紀 三宅祐司
配給:松竹
たけちゃん評価:10
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《あらすじ》
幕末の京都・壬生。尊皇攘夷の名の下にこの地で結成された新撰組は、表向きこそ勢いを見せるが、力を増す倒幕勢力の前に浮き足立ち士気は低下の一方だった。そんなある日、一人の剣士が入隊してきた。盛岡の南部藩出身のその男、吉村貫一郎はみすぼらしい身なりに似合わず、これまでに何人もの人を斬り捨ててきた猛者だった。しかし、大儀のためには己の命をも顧みない隊士たちの中にあって、恥ずかしげもなく命に固執し、さらには何かにつけてお金に執着する貫一郎の姿は異彩を放っていた。そんな貫一郎に、近藤勇も一目置く斎藤一は嫌悪を感じるのだったが…。
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『まっすぐに泣ける生き方がある』 これこの映画のキャッチコピー。
けど2時間17分の間で涙が出たのはあくびをしたときぐらいでした。
んもう全然面白くないの。
とにかく泣かせよう泣かせようという演出が大げさでうざく、そしてなんか古臭い。
監督は滝田洋二郎。『コミック雑誌なんかいらない』を撮った監督さん。この頃が全盛期でその後はことごとく駄作を作り続けているかたです。最近では『陰陽師』なんてくだらない映画をヒットさせてます。
この監督さん、原作を読んで涙が止まらなくなって映画化を決めましたなんて言ってましたが、なんか原作を思い出しながら映画作ったんじゃない?『あ~あのシーンは感動したな~。よしあそこは映画に入れよう。あ!あのシーンなんかも入れたいな~♪』みたいな感じで・・・とにかくいろんなエピソードを詰め込みすぎ。そのうえ時間軸も過去や現在をいったりきたり。
過去から現在のシーンに戻って佐藤浩一の横顔を2,3秒流してまた過去に話が飛ぶ始末。なんじゃそりゃ。もっと考えて映画作りなよ。一応プロなんだからさ~。
とにかく話の柱がしっかりしてないので観ている方はただ2時間17分もの間垂れ流し映像を見せられるだけというお粗末な出来です。
こんなことなら新撰組における吉村貫一郎と斉藤ーの人間関係に重点を置いてくれた方がよっぽど面白かったのに。
けどこの映画は貧しい家族のためにお金をとにかく稼ごうとする吉村の生き方にスポットライトを当てています。にもかかわらず余りに表面的な演出しか施されていないため全く感情移入が出来ません。
たとえば吉村の家族の描き方です。確かに貧しい身なりでちょこちょこ出てきますが肝心の貧しくひもじい日々の生活は全く描いてないんです。このままでは冬を越すことも出来ず死のうとさえしてしまう妻、そこまで至ってしまうほどの切迫した生活模様を観客に見せてくれないと吉村の行為の裏にある彼なりの決意ってものは本当に伝わっては来ないでしょう。
もう1つ例を挙げるなら吉村が脱藩を決意して家族と別れを偲ぶシーン。
橋の上で素人子役みたいな娘を抱きしめて涙を流します。そんでもって泣け~!!と言わんばかりに久石譲の音楽で大げさに盛り上げます。
ここはこの映画で一番泣かせようとしているシーンですが全然だめ。
そもそも脱藩するということは家族とは今生の別れであり、もう生きてる間に会うことは無いということ。しかも残された家族には厳しい取調べや死ぬまで村八分にされるというとんでもない現実が待ち構えています。更に脱藩後のあてもこの時点では何も無いわけだから状況が好転するという確約なんてなんにもない。それでもこのままでは一家心中しかない家族が下した苦渋の決断のシーンなんです。
けどそんな背景が全く見えてこない。まるまる太ったほっぺの女の子なんか出てきちゃうもんだから『あんたら冬こせるって・・(-・-))』と思いました。
脱藩の説明も『今で言う亡命みたいなもの』だけ。それじゃあ伝わんないことが分からんのかいこの監督さんには。
全編この調子なもんだから2時間17分が異常に長く感じました。
力のある監督なら余計な部分をごっそりそぎ落としてもう少し見ごたえのある映画にできたかもしれません。
中井貴一と佐藤浩一の演技が良いだけにそこの辺が悔やまれます。
ところでラストシーン、幕府軍との戦いが長屋で行われるのはなぜに??
ロケするお金なかったの??

| 邦画(ま行) | 12:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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