たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

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『 紙の月』



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監督:吉田大八
出演:宮沢りえ 池松壮亮 小林聡美
製作年:2014年 製作国:日本
配給:松竹  上時間:126分
たけちゃん評価:60


《あらすじ》
バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい…。

「八日目の蝉」や直木賞受賞作「対岸の彼女」など多数の作品で人気を誇る作家・角田光代のベストセラーで、テレビドラマ化もされた「紙の月」を、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化した作品。

前作の『霧島』が素晴らしかっただけに期待値も高かったんですが残念ながらかなり平凡。
宮沢りえもとにかく頑張って地味な女性を演じてる!!っていう気迫は伝わってきます。
伝わっては来るけど・・・それが好演かといわれれば・・・う~む。
そつなく演じてるけど規定値内にとどまってる感じ。

池松壮亮も演技派として売れっ子になりつつあるけど、まだまだ。
カメレオン俳優の様ではあるけど実は演技的には幅がない気がするなぁ。
すでに独特な喋りのイントネーションが他の作品と共通の時があるのが気になります。

元AKBのあの子もこの作品でアカデミー優秀助演賞をもらっちゃってますが、もう本当に意味不明。

唯一、小林聡美だけがこの作品では輝きを見せてくれています。良い!!!

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でも一番いただけないのは横領という犯罪を描いていながらも、

いつばれるのか??

やばい!ばれる!!!

という緊迫感が

皆無

ここに尽きますよね・・・・・

それで最期は主人公があんな行動をとって・・・・
しかもあんなところでのんきに生活してるシーンを見せられても。。。

困っちゃいます。

お金の怖さ。
執着心。
人間の欲深さ。
日々の孤独感。

そういったお話しながら全く質感がないのは致命的。

平凡な映画でした。

残念

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| 邦画(か行) | 01:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『渇き。』



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監督:中島哲也
出演:役所広司 小松菜奈
製作年:2014年 製作国:日本
配給:ギャガ 上時間:118分
たけちゃん評価:50


《あらすじ》
品行方正だった娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻から聞かされ、その行方を追い掛けることにした元刑事で父親の藤島昭和(役所広司)。自身の性格や言動で家族をバラバラにした彼は、そうした過去には目もくれずに自分が思い描く家族像を取り戻そうと躍起になって娘の足取りを調べていく。交友関係や行動を丹念にたどるに従って浮き上がる、加奈子の知られざる素顔に驚きを覚える藤島。やがて、ある手掛かりをつかむが、それと同時に思わぬ事件に直面することになる。

後半飽きる。二流韓国映画。

「告白」の中島哲也監督が『進撃の巨人』を降板して、代わりに作った作品で、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の「果てしなき渇き」を映画化したもの。

『劇薬エンタテインメント』と銘打って衝撃的な題材をどんどん詰め込んでます。
いじめ、DV、麻薬、汚職、殺人、あれやこれやあれやこれや・・・・
しかもそんな題材の作品をわざわざ高校生は割引料金にして鑑賞できるようにしてたり・・・
とにかく作品も上映姿勢もぶっ飛んだ衝撃作!!!

な~んて強がってますが全然ぬるい。
もうね。全然攻めてないんですよね・・・映画としては。
いきがって攻めてるふり。

これグロイだろ~??ってアピールしまくってくるシーンは多数ございますが、韓国映画のそれに比べたら全く毒薬になれてないですからね・・・
『オールド・ボーイ』
『チェイサー』
『親切なクムジャさん』
などがすでに日本国内では上映されてるわけですよ。
今更このレベルですごいだろ~!!ってアピールされても困ります。

同級生にいじめられてる男の子がプールに落とされるシーンも全裸のイメージシーンではいきなりアニメーションになります。これも僕的には『芸術的でスタイリッシュなやり方だろ??』っていう監督のアピールを感じちゃうんですが、それはそういう手法で逃げてるだけじゃん!って思っちゃいます。

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岩井俊二監督は13年前に『リリイ・シュシュのすべて』のいじめシーンで若手俳優に全裸で田んぼにダイブさせたりしています。
そういう生々しさの方が全然【劇薬】としての効能は大きんじゃないかな~と思うんですよね。

結局のところ2時間もの間ぜ~んぶそういうスタンスが見え隠れする作品でしたね。
細かいカット割りの連続。
サブリミナル的効果を狙った挿入シーン。
雰囲気とかけ離れたポップな色彩感覚。
こういうのはもう別に斬新でも何でもないし、特に中島監督自身がいままで得意としてやりきった感のある技術ですからねぇ~

そういう目が回る撮影技術を多用して、なおかつ役所広司が怒鳴り続けている。
新鮮さを維持できるのは開始30分。
あとはもう完全に

飽きちゃいます。

それでいてオチがあんな程度じゃあ・・・・
観客の期待には応えられませんね


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| 邦画(か行) | 17:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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『凶悪』



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監督:白石和彌
出演:山田孝之 ピエール瀧 リリー・フランキー
製作年:2013年 製作国:日本
配給:日活 上映時間:128分
たけちゃん評価:65


《あらすじ》
る日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男(リリー・フランキー)の罪を告発する衝撃的なものだった。藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……。

見ごたえはあるけどオチが弱い。

『ロストパラダイス・イン・トーキョー』の白石和彌が、ベストセラーノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発-」を映画化した作品。
2013年の様々な映画祭で賞を受賞した注目の作品。
でしたが結果的にはそこまで突き抜けて良作とまでは言えません。
内容的には『冷たい熱帯魚』的な猟奇殺人事件系かなぁ~と思いきやそこまでグロテスクではなくちょっと安心。
物語は死刑囚のピエール瀧が先生と呼ばれる共犯者がいるということを告白するところから始まるのですが、この先生というやつが確かに『凶悪』ではありますがそれほど頭が良くない。ちょっと場当たり的な犯罪者なのです。
先生は物語の中盤から満を持しての登場なのでこの部分はちょっとがっかり。。。

以下ネタバレあり

見てる方は何故共犯者として先生のことを告白するのか??
それには何か重大な計画みたいなものがあるのでは??ってなかんじでかなり物語に引き込まれます。
立場的に死刑囚の須藤は極悪ながらもちょっとバカなところがあり、人情にもろい部分もある男として描かれていて、フランキー演じる先生はその須藤を自分の思い通りにうまく操って決して自らの手は汚さない犯罪者。
のようになってます。

須藤の告白自体が実は先生の指令なのでは??
だとしたらいったい何のために??

と、この手のサスペンスものが好きな人なら誰でも想像したくなっちゃうのですが・・・

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残念ながらそういった映画的パンチの利いたオチは無く、実に肩透かしな展開で話が終わってしまいます。
『上申書殺人事件』という実話をモチーフにしているとはいえ、完全にフィクション部分も交えて映画にしてしまっている時点で果たしてそこまで忠実に再現する必要があったのかな~?という疑問が残ります。

誰の心の中にもある凶悪さってものを描きたかったんだと思いますし原作ありきなので仕方がないですが、単に犯罪者とその事件を追うジャーナリストの姿を描いても後半に向けての盛り上がりがないのではちょっと期待外れ。

それでも主演の3人は素晴らしい演技を見せてくれます。
山田孝之、ピエール瀧 リリー・フランキーの3人にとっては今後の役者人生において代表作、もしくはターニングポイントとなるぐらいの会心の演技だったのではないでしょうか。

そして白石監督の演出力も見ごたえはあります。(ただしシーンによってはちょっと安っぽい撮り方をしてる為にテレビドラマっぽい部分がありますが)

そんなわけで役者さんたちは会心の演技を見せてくれますが、オチが弱いために単なる陰湿な題材のお話でしたという後味しか残らなかったというちょっと惜しい作品でした。

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| 邦画(か行) | 18:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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『カノジョは嘘を愛しすぎてる』



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監督:小泉徳宏
出演:佐藤健 大原櫻子 三浦翔平 窪田正孝
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:117分
たけちゃん評価:65


《あらすじ》
人気バンドCRUDE PLAYのメンバーだったものの、デビューする前に抜けた小笠原秋(佐藤健)。サウンドクリエイターとしてバンドに楽曲を作ってきたが、ビジネス優先な音楽業界にうんざりしていた。そんなある日、CRUDE PLAYのファンだという女子高生・小枝理子(大原櫻子)と出会い、彼女に正体を明かさず恋人同士になる。理子との日々に安らぎを覚える秋だったが、類いまれな歌声を持つ彼女を音楽プロデューサーの高樹(反町隆史)がスカウトしたことで……。


大原櫻子の歌声にはしびれます。でも内容は中学生向け。

原作は青木琴美による少女マンガ。監督さんは『タイヨウのうた』でYUIを発掘した小泉徳宏監督です。
今回も非常に才能のある女の子を発掘するのに成功しています
ヒロインである理子の声は確かにすばらしく、劇中でも『ハッ!』とさせられちゃいます。
『BECK』では容姿のみの需要要員という扱いで、まさかの歌声一切なしという仕打ちを受けた佐藤健がその相手役を演じているというのも何やら因果なものですよね(^^;)

さて映画のほうですが、映像も美しいしテンポも良いです。
そしてやはり理子役の大原櫻子の存在のおかげで、漫画原作ものの映画化としてはおおむね成功を収めている部類に入るでしょう。

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でも僕的にはあまりにも内容が少女コミックチックすぎていまいち感情移入がしづらかったです。

なんかこの主人公が中学生みたいなやつなんですよね。。。。

天才作曲家みたいな位置付けで、なんだか常に孤独を抱え悩みぬいてるオーラを出しちゃってる奴なんです。
『こんな売れ方はしたくなかった』みたいなこと言ってはいつもプロデューサーに反抗的態度をとります。

僕はこの辺の描写がいまいち不自然に感じちゃいまして。。。。

だってそれでお金もらってんでしょ君は?(^^;)

売り方が気に入らないといいながらも、そうやってプロデューサーが頑張って売り込みかけてくれてるおかげでご飯も食べてるし、作曲活動で使ういろんな機材も購入できてるし、何よりあんなかっこいいひっろ~~いお部屋に住んで悠々自適な生活を送れてるわけでしょ??

そんなに嫌ならスパッとやめればいいのに、才能に嫉妬して自分の代わりに別のベーシストをバンドに加入させたり、そのベーシストが一念発起して理子をプロデュースしようとしたら、今度は後から引っ掻き回したりと・・・

なんだか思春期の中学生みたいなかまってちゃん化した主人公です。

そんなかんじでどうにも主人公に突っ込みを入れたくなってしまう設定が多すぎていまいち世界に入れませんでした。

まぁ原作ファンか女子中学生のようなピュアな方が見るべき映画なのかもしれません

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『かぐや姫の物語』



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監督:高畑勲
声の出演:朝倉あき 高良健吾 地井武男 宮本信子
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:137分
たけちゃん評価:80


《あらすじ》
今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり……。


近年のジブリ作品ではピカイチの完成度。

スタジオジブリ。
引退した西の横綱、宮崎駿。
そして未だ現役で新作を送り出してきたこの作品の監督である高畑勲が東の横綱であるのは間違いないですよね。
『おもいで』や『ぽんぽこ』そして不朽の名作『火垂るの墓』など、ジブリを語る上で外すことのできない作品を作り続けてこられています。
前作の『となりの山田君』では興業的に大失敗をしてしまい、その名声に陰りが見えたともいわれますが、『山田君』はアニメーションの完成度という部分では他のクリエーターの遥か上にあったと僕は今でも思っています。
あれはそもそも長編として劇場公開する類いの作品ではなかったのに・・・・どういった力が働いてしまったのかは解りかねますが、高畑監督にとっては不運であったと言わざるを得ません。

そしてあれから実に14年もの歳月が過ぎ、高畑監督のリベンジともいえる最新作が完成したわけです。
しかしながら、公開前に流されたPVではあの『山田君』のような画がすかすかした隙間だらけの水彩手書きタッチを彷彿とさせるものであったために前評判は本当によくなかったです。

しかも予告編で流されまくったかぐや姫の疾走シーンは、デッサンまで崩れまくってなんだかうしろの百太郎の下絵PVみたいな映像だったものだから、更に期待値は低かったと思います。

この辺は完全に映画会社の戦略ミスか???

で、実際に見てみると・・・・

思ったよりすかすかじゃない

これに尽きます。

とにかくやさしい。
本当にやさしい。
スクリーンを通して絵のぬくもりがダイレクトに五感を刺激してきます。

あらららら。。。。こりゃすごいや。。。

これが素直な感想。

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お話の内容は完全に『竹取物語』。
そんなにひねりもなく普通に『竹取物語』。
日本人なら誰でも知ってる内容でしょうし、そういった部分では決して目新しさはありません。
でも、そういった古典的昔話を余計な脚色をせず直球勝負をしているあたりに高畑監督の自信が感じられます。

キャラクターデザインの好き嫌いはあるかもしれません。
が、この作品は間違いなく日本が世界に誇れるジャパニメーションの頂点グループに位置するでしょう。

『森田宏幸くん。 米林宏昌くん。 宮崎吾朗くん。これぐらいの作品を作ってみたまえよ』と、高畑監督が遥か高みからおっしゃってるような完成度に只々感服いたしました。

そういえばジブリで涙したのって・・・いつ以来だろう??
初めて涙したのが『火垂るの墓』で、今思えばそれ以来26年間ジブリで泣けたことはございません。
2度目の涙も同じ監督さんの作品ってところがクリエーターとしての偉大さを物語っていますよね。

お勧めです。

PS:エンディング曲の『いのちの記憶』も素晴らしい!!!

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『風立ちぬ』

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監督:宮崎駿
声の出演:庵野秀明 瀧本美織
製作年:2013年 製作国:日本
配給:東宝 上映時間:126分
たけちゃん評価:70


《あらすじ》
大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。


『宮崎監督の世界観に身をゆだねる』

日本中のジブリファンが待ち望んだ宮崎監督最新作であり引退作でもある本作。
内容的には賛否両論。
退屈で眠たくなった。というものから涙が止まらなかったというものまで多種多様。
で・・・たけちゃん的にはどうだったかといいますと・・・

泣けはしませんでした。

ところどころでノスタルジックな感覚になり少し涙腺がむずむず~としてくる瞬間はあったんですが、そこでもう一つ盛り上げてくれないのでシュ~としぼんちゃう感じ。
でも鑑賞中は『退屈だなぁ~』とか『ここはそうじゃないだろう!』みたいな無粋な感情は全く湧き上がってきませんでした
5年に一度の宮崎監督最新作。
その作品をリアルタイムで、しかも劇場で観ることが出来る。もうそれだけで良いのではないでしょうか??
しかも今作はその最終作になることも間違いなさそうですし・・・
僕はもうその瞬間に立ち会えてるだけで幸せな気持ちでしたよ。

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確かにこと1本の映画としての【物語の】完成度は過去の名作ジブリに比べて決して高くはないでしょう。
物語も起承転結という点から見ると盛り上がる場面が少ないですし、人物描写もどこか空想の世界のモノのようでいまいちリアリティーもないです。
これがジブリでなく普通の実写映画でしたら・・・・50~60点ぐらいの作品かもしれません

でもこの作品はジブリであり宮崎監督作品。
絵の美しさは他の追随を許さない相変わらずの高品質。
そしてジブリ定番、久石譲の完璧な仕事ぶり。
更に映画にマッチしすぎの主題歌『ひこうき雲』。

それだけで見る価値はあります。
または『価値がある』と思えるぐらい映画を多く見てきた方にはお勧めです

ただ一つケチをつけるなら広報の宣伝方法。

声優が素人同然の庵野監督であるとか、効果音は全て人の声でやってます。
みたいな情報は公開前には必要がないと思うんですよね。
あえてそこは隠しておいてほしいです。
そうすれば余計な先入観なしで作品の世界に浸ることがもっと容易に出来るのに・・・
もったいないなぁ・・・・

特に声優の件は間違いなく賛否両論が起こるんだから。
公開前にちょっとむさくるしい庵野監督がアフレコやってるシーンをあんなにメディアに出しちゃったら、そりゃみんな主人公の声をを聞いてもむさくるしいおじさんの声にしか聞こえないって。。。。

実は庵野監督の声優起用自体はそれほど作品に悪影響がなかっただけに残念でなりません

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| 邦画(か行) | 17:22 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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『桐島、部活やめるってよ』

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監督:吉田大八
出演:神木隆之介 橋本愛 大後寿々花
製作年:2012年 製作国:日本
配給:ショウゲート 上映時間:103分
たけちゃん評価:75
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《あらすじ》
とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也(神木隆之介)は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。ある日、学校で一番人気があるバレー部のキャプテン桐島が退部。それをきっかけに、各部やクラスの人間関係に動揺が広がり始めていく。
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決して新しい手法ではないものの安定した完成度は観る者を引き込みます。

第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八監督が映画化した青春群像劇。
朝井リョウさんは大学在学中に作家デビューしたまだお若い小説家。
先日芥川賞も受賞しちゃったりと今、最も注目される作家さんのお一人です。

映画自体は桐島くんがバレー部をやめたっていうただ単にそれだけの出来事が、いずれ多くの関係者の複雑な人間関係や学校というある意味特異な閉鎖社会の歪みを浮き彫りにしていきます。
そしてその様を時間軸を繰り返しながらそれぞれの登場人物の視点で描いていく手法。

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それって今までになかった新しい演出方法というわけではないですが、邦画では案外珍しいかもしれません。
それぞれの視点の描き方は一つ一つが実に丁寧であり、独特の空気感をかもし出していてとても求心力があります。
だから103分の上映時間も全く長く感じない
吉田監督会心の完成度と言えるのではないでしょうか?

散りばめられたそれぞれの生徒たちの物語がやがて一点集中。クライマックスの屋上のシーンに集約されて大円団?的な完結を見せるわけですが、そこへのもって行き方はお上手。
そして美しささえ感じさせてくれるのですから言うことはありません。

学生時代、誰もが必ず登場人物の誰かであったはず。
そうそう。学校ってこういうもろい人間関係をぎりぎりで取り繕って生きていく空間だったなぁ~と思い出させてくれる作品。
そしてそれは今の大人たちの社会でも同じことであるとも気がつかせてくれるなかなかに

深い

作品だったと思います。

オススメ

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| 邦画(か行) | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『外事警察 その男に騙されるな』

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監督:堀切園健太郎
出演:渡部篤郎 キム・ガンウ 真木よう子
製作年:2012年 製作国:日本
配給:東映=S・D・P 
上映時間:128分
たけちゃん評価:65
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《あらすじ》
東日本大震災の混乱が続く、2011年の日本。原子力関連部品のデータが、某大学の施設から盗み出される事件が発生する。警視庁公安部外事課の住本(渡部篤郎)は、不正輸出にかかわっているとマークしていた奥田交易の社長夫人・果織(真木よう子)の経歴や行動パターンを調査。彼女を協力者として取り込む住本だったが、何者かに刺されてしまう。やがて、その襲撃が日本にひそんでいる韓国人工作員から警告であることが判明し……。
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スケールがは小さいながらも意欲作。

元はNHKの人気ドラマ。
警視庁公安部外事課というちょっと聞きなれない部署に所属する捜査員たちを描いた異色作。
主人公は『公安の魔物』って呼ばれる男。
大層な異名ですがやってることは。。。

女にスパイさせる。

ほとんどがこれに尽きます。
後半になって最初で最後の銃を構えるシーンはありますが。。。
美味しいところを全て韓国特殊部隊に持って行かれてしまいます。

ネタバレになっちゃうので詳しくは書きませんが要はこの男がすごく強いわけでも冴えてるわけでもないということ。
人を惑わし操ることに長けてるってことなんですね

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そんなわけで、この映画の主人公は彼ではなく真木よう子演じる

社長夫人の果織

です。

盗まれたブツの写真を撮るのも果織。

盗まれたブツに発信機をつけるのも果織。

真実の愛に気がつくのも果織。

過去の過ちに向き合い生きていこうと決意するのも果織。

愛する一人娘を突然奪われるのも果織。

そして核兵器の重要な部品を単身韓国まで運ぶのも果織。

とにかく頑張る果織さんを描いた映画なのです

そんなわけで渡部篤郎演じる『公安の魔物』はこの映画ではあまり活躍していません。
ドラマではそうではないとは思うのですが・・・未見なのでわかりません

それでも日本映画によく見られがちな安っぽい雰囲気が無いのは救いです。
『公安』『核兵器』『テロリスト』と日本映画3大チープになりそうな題材を扱ってるに。。。
映像というか質感が韓国映画のそれにとても近いものを感じました。
フムフムフム・・・
やっとそういう邦画が出てきたのですねぇ~

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