たけちゃんのピリ辛映画感想文

自由気ままな映画の感想文です~

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『ベイマックス』



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監督:ドン・ホール クリス・ウィリアムズ
声の出演:スコット・アツィッ ライアン・ポッター
製作年:2014年 製作国:アメリカ
配給:ディズニー  上時間:102分
たけちゃん評価:82


《あらすじ》 西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。

30分ぐらいに感じてしまうテンポの良さと魅力的な主人公2人

孤独な少年と心優しいロボットの絆や冒険を描いたディズニーの長編アニメーション。
巷では予告編詐欺とまで言われてる作品ですが、そのせいで評価が低くなってるわけではなくむしろ好評&大ヒットの勝ち組映画です。
たしかに日本版のマーケティング方法は感動ものでプッシュしていますが内容的にはそれほど問題ではないです。
実際、ほろりとさせられる部分もあるし、ぶわっ!と涙腺を刺激するシーンもありますから

で、映画の出来ですが・・・・
まずとにかくキャラクターが魅力的。
ベイマックスのデザインは、なるほど・・・こういう手があったか・・・と思わせられるほどシンプル。
それでもなぜか愛くるしい。
これってどちらかというと日本人向けな造形かもしれません。そう、どこかユルキャラとかぶります。
アメリカさんがこういう引き出しを持っていたとは!
しかもベイマックスの動きはかなりツボにはまるかわいさと滑稽さ。
これをすべて計算づくで見せつけてくるディズニーのクリエイターのレベルの高さに只々驚かされましたね~

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主人公の少年ヒロも負けてない。
とにかくCGキャラクターとは思えぬほど生き生きしてる。
別にリアル系CGキャラではないわけで、完全にディフォルメされた漫画的造形ながらもこの存在感・・・・
んーーーーー!!!!
日本のCG映画じゃあもう歯が立ちません

そしてあいかわらずのハイテンポ編集。
1時間40分が30分ぐらいに感じてしまうこの編集技術。
そして構図も演出も作る側から見るともう神レベル

はぁ~(><)
と、ため息しか出ないですね。
これが世界最高のスタッフが作り上げたCGアニメーションの完成度なんですねぇ~。

個人的には他の仲間のヒーローたちが少し邪魔くさくて、ベイマックスとヒロだけでじっくりと話を見たかったという願望はありましたが、作品としては本当に完成度が高いと思います。

続編が・・・・見たいかも。
と素直に感じちゃう良作でした

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| 洋画(は行) | 20:03 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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『 紙の月』



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監督:吉田大八
出演:宮沢りえ 池松壮亮 小林聡美
製作年:2014年 製作国:日本
配給:松竹  上時間:126分
たけちゃん評価:60


《あらすじ》
バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい…。

「八日目の蝉」や直木賞受賞作「対岸の彼女」など多数の作品で人気を誇る作家・角田光代のベストセラーで、テレビドラマ化もされた「紙の月」を、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化した作品。

前作の『霧島』が素晴らしかっただけに期待値も高かったんですが残念ながらかなり平凡。
宮沢りえもとにかく頑張って地味な女性を演じてる!!っていう気迫は伝わってきます。
伝わっては来るけど・・・それが好演かといわれれば・・・う~む。
そつなく演じてるけど規定値内にとどまってる感じ。

池松壮亮も演技派として売れっ子になりつつあるけど、まだまだ。
カメレオン俳優の様ではあるけど実は演技的には幅がない気がするなぁ。
すでに独特な喋りのイントネーションが他の作品と共通の時があるのが気になります。

元AKBのあの子もこの作品でアカデミー優秀助演賞をもらっちゃってますが、もう本当に意味不明。

唯一、小林聡美だけがこの作品では輝きを見せてくれています。良い!!!

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でも一番いただけないのは横領という犯罪を描いていながらも、

いつばれるのか??

やばい!ばれる!!!

という緊迫感が

皆無

ここに尽きますよね・・・・・

それで最期は主人公があんな行動をとって・・・・
しかもあんなところでのんきに生活してるシーンを見せられても。。。

困っちゃいます。

お金の怖さ。
執着心。
人間の欲深さ。
日々の孤独感。

そういったお話しながら全く質感がないのは致命的。

平凡な映画でした。

残念

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| 邦画(か行) | 01:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『マダム・マロリーと魔法のスパイス』



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監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ヘレン・ミレン オム・プリパパ
製作年:2013年 製作国:アメリカ
配給:ディズニー  上時間:122分
たけちゃん評価:80


《あらすじ》
インドのムンバイでレストランを営むカダム家の次男として生まれたハッサン(マニシュ・ダヤル)は、名料理人の母から絶対味覚を受け継ぐ。だがある晩、彼らの店は選挙絡みの暴動により全焼し、母親まで失ってしまう。失意の父(オム・プリ)は子供たちを連れてヨーロッパに移住し、南フランスにある自然豊かな山間の小さな町にたどり着く。

タイトルはともかく、これぞ素敵な映画。

『ギルバート・グレイプ」「ショコラ」の名匠ラッセ・ハルストレムが監督を務め、リチャード・C・モライスの小説を映画化した心温まるヒューマンドラマ。

まず何が面白いって全くかみ合わないだろうな~と思わされる対照的な2つのものを題材にしてお話を作ってあること。
そしてその水と油のようなもの同士が次第に融合していき一つの化学変化を起こしてしまう。
この作品で描かれるのはそんな2つの文化であり家族。
お上品な1ツ星のフランスレストランと香辛料入れまくりのインド料理店。
南フランスのエレガントなマロリーさん一家とガサツでうるさい親父のインド人家族。
この2つか道路1つ挟んだお向かいさんなったものだからさぁ大変。
マロリー夫人も第一印象嫌なおばさんだし、インド人親父もかなり攻撃的。
全く合わない二人の争いは徐々にエスカレートしていきますが・・・・・

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ところがどっこい。
いろいろな事件を通してこの2つの家族の距離が次第に縮まっていくのだから不思議なものです。
物語が進むにつれ二人とも実は良い人ってことがわかってくる描き方のさじ加減が非常すばらしい。
まさに作品を彩る美味しそうな料理の隠し味に通じるものがあるぐらいに絶妙です

以下ネタバレあり

お話が進んで、インド人家族の息子の料理の腕前のおかげでフランス料理店も繁盛するわけですが。。。
そんな彼のさらなる飛躍を予感し、成長のために手放してしまうマロリーさんの度量に感心しました。
普通ならずっと手元において自分のお店のために働いてほしいと思うじゃあないですか~
いや~。マロリーさん本当はとっても優しい人間性の持ち主。
こういうお話を見ると本当に心がほんわかします

ついこの前まで機関銃をぶっ放してたヘレン・ミレンさんがこんなに丸くなっちゃうなんてねぇ~(笑)

美味しそうな料理の数々はあくまでおまけ。
水と油の2家族が料理という共通のこだわりを通じて、次第に心を打ち解けていくのが最大の見せ場。
テンポもよいし、お話も面白い。
雰囲気も素敵だし、ラストも気分が幸せになる。
久しぶりに素敵な映画を見ることが出来てまさに満腹でございました~。

お勧め!!!

但しタイトルのセンスなし!!
映画会社には人材がいないのかと心配になっちゃいますね~

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| 洋画(ま行) | 16:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ 』



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監督:リチャード・カーティス
出演:ドーナル・グリーソン レイチェル・マクアダムス
製作年:2013年 製作国:イギリス
配給:シンカ、パルコ 上時間:124分
たけちゃん評価:80


《あらすじ》
自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい…

人生に良い影響を与えうる作品。

タイムトラベルの能力を持つ家系に生まれた青年が意中の女性との関係を進展させようと奮闘する中で、愛や幸せの本当の意味に気付くヒューマンコメディー。『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が、恋人や友人、家族と育む何げない日常の大切さを描きます。

タイムトラベル物であるという時点でちょっとどうかなぁ~と思いました。
しかも家系の中で男性だけに現れる能力で、暗闇の中でじっとして手を握ることによって過去に戻れる・・・
といいう設定もなんだか安っぽい。

で、最初の方は可愛い彼女を作るためにその能力を駆使して奮闘する主人公の姿が描かれていきます。
それはそれでそのやり取りは定番ながら楽しめます。
それで彼女ができて万々歳!で終了ならどこにでもある普通のラブコメ映画だったんでしょうけど、この作品はここから先がなかなか深みを増していきます。

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と、いうかここからがこの作品の本題。
一生の伴侶を得た主人公のその後はいろいろなことが起こります。
それを持ち前の能力を駆使しながら解決しつつ、最終的にはどうすることもできない壁にもぶち当たるわけです。
単なる恋愛ものではなく、どちらかといえば家族愛、人間愛、人生観を描いた作品でした。

ハリウッドで久しぶりにこの手の作品でじっくりと作られた良作にあたったなぁ~と思ったらイギリス映画でした

ラストで主人公が悟ったある境地。
これにはなるほどなぁ~と思わされました。
タイムスリップという特技を持つ主人公の生きざまを2時間見せつけられた後に示されるわけだから説得力もありあり。
この教訓を単なる映画として消化するか、それとも人によっては実生活で本当にそんな考え方をして生きていけるほど影響されやすい人もいるのかもしれません。
でも、もし後者のタイプなら本当に人生が少し良い物へと変わるかもしれませんね。

と、そんな影響力すらあったとても良い映画作品でした。
お勧めです

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| 洋画(あ行) | 06:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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『小野寺の弟・小野寺の姉』



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監督:西田征史
出演:向井理 片桐はいり
製作年:2014年 製作国:日本
配給:ショウゲート 上時間:114分
たけちゃん評価:70


《あらすじ》
両親を早くに亡くしてから、離れることなく2人で一つ屋根の下で暮らしている、40歳のより子(片桐はいり)と33歳の進(向井理)の小野寺姉弟。過去の失恋がトラウマとなって恋愛に臆病になってしまった進、こだわりが人一倍ある上に生命力が異常に強いより子と、クセのある姉弟だったがほどよい距離を保ちながら共同生活を送っていた。そんな中、彼らのもとに一通の郵便が誤配達されてくる。その手紙をきっかけに、姉弟の恋と人生が思わぬ方向へと転がりだしていく。。

お互いを思いやる姉弟の姿が微笑ましい。

向井理と片桐はいりが姉弟役で映画初共演し、互いを大切に思いあう不器用な姉弟にそれぞれ訪れた幸せの行方を描いたハートウォーミングコメディ。
2013年に上演された同名舞台の映画化で舞台版も向井と片桐が主演してたそうです。
まず何と言っても姉役に片桐はいりを持ってきてる時点で相当な爆発力ですよね。それだけでかなり面白そうって気になっちゃいます。
『かもめ食堂』やその他の作品では彼女の強烈な個性を前面に出したものばかりで、女優としての本格的な見せ場が少なかったですが、今作ではほぼ主人公ですからあのゲテモノ顔の彼女の演技を十二分に堪能できるという面でかなりレア。
で、弟思いの姉、婚期を逃したさみしい女性。それでいてものすごくチャーミング。という主人公をとてもリアルに演じられてると思いました。
弟役の向井君も今までの作品中『ベスト』と言ってもよいぐらいのハマリ役。
すかしたイケメンよりこういったちょっとだらしないダメな男を演じた方が味が出てます

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編集は『霧島部活やめるってよ』で最優秀編集賞を受賞した日下部さん。
ご本人に話を聞いたところ『面白いよ』とおっしゃってたのでちょっぴり期待してましたが。。。うん、面白い
なんていうかそれほどドラマチックな急展開は少ない作品で淡々と2人の日常を描きつつ、しっかり笑わせてくれ、そしてほんのり泣かせてくれるってかんじ。
全体的に嫌みがない雰囲気でとても好印象でした。
僕は女の兄弟がいないのでそこまで感情移入は出来なかったかもしれませんが、『あ~この姉弟・・・・いいなぁ~』と心がほっこりします。

気持ちの良い一品。なかなかお勧めです

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| 邦画(あ行) | 05:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『フライト・ゲーム』



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監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン ジュリアン・ムーア
製作年:2014年 製作国:アメリカ
配給:ギャガ 上時間:107分
たけちゃん評価:68


《あらすじ》
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。

面白いけど心配になっちゃうよ。

「アンノウン」のリーアム・ニーソンとジャウム・コレット=セラ監督が再タッグを組み、高度1万2000メートルを飛ぶ旅客機という密室空間で繰り広げられる戦いを描いたサスペンスアクション。
『アンノウン』も手軽に楽しめるアクションサスペンスでしたが、最近は『96時間』シリーズ、そして今作とず~とアクション映画にばかり出てるニーソンさん。
『シンドラーのリスト』みたいな映画での好演もできる俳優さんなのに少し心配。
あまりワンパターンにアクション映画ばかり出てるとニコラス・ケイジみたいに使い捨てられちゃうよ?

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で、今作ですが。
ふむ。やっぱりこの人の出るアクションサスペンス映画はそこそこにオモシロイ。
何よりお手軽さがうれしいです。
こたつでみかん食べながら寝っころがってだらだら見る映画としては相変わらずダントツにコスパの高い作品
決して大作ではないですが、適度な緊張感と謎解きは見ていて飽きることなく最後まで引き付けられます。
しかも今回は外れの少ない飛行機密室シチュエーション物ですからある程度のクオリティーは約束されたも当然!!
そんなわけですぐに記憶から消えてしまう作品ですが107分間ずっと楽しめるという点では映画として役割は十二分に果たしているのではないでしょうか

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『イコライザー』



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監督:アントワン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン クロエ・グレース・モレッツ
製作年:2014年 製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズ 上時間:132分
たけちゃん評価:68


《あらすじ》
ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦(しょうふ)、テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。

中盤までの雰囲気は最高。

どんな裏仕事も19秒で完遂する元CIA工作員をデンゼル・ワシントンが演じたアクション映画。
この男は普段はホームセンターに勤めている普通のおじさんなんですが、出来るだけ外部とのかかわりを最小限に留めながらカメレオンのように一般社会に溶け込んで生活をしています。
そんな彼の唯一の楽しみが行きつけのカフェで読書をしながらお茶することでして、毎回決まった席で机の上の配置、ナプキンやフォークの位置までも気にする几帳面な性格なのです。
たけちゃん的にはこのあたりがかなり映画的演出でツボりました
もうね、ここまでの下りだけでこりゃあなかなか面白そう!って感じちゃいましたからね~

まぁ話的にはそのカフェで一人の少女と出会い・・・・って感じで進んでいくわけです。
自分の素性を隠すために出来るだけ人にかかわらない生き方を選択している男が、クロエちゃん演じる若い娼婦の境遇を案じて話し相手になってあげるところもすごくほっこりしました。
これは久しぶりに雰囲気のあるアクション映画に出会えたぞ!!!
と、わくわくしましたね~。

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でもそこから先が少しもったいないことに。
これからだろう!と思ってしまうクロエちゃんはなんとここで途中退場。
その後は必殺仕事人張りに急にみんなのお手伝いに奔走。
自身の特殊能力を出し惜しむことなくフル解放して悪をバッタバッタとなぎ倒していきます。

確かにその様は見ていて面白いしスカッとするんですが、この展開のおかげで中盤まで維持されていた最高に良い雰囲気っていうものがぶっ飛んでしまい、どこにでもあるハリウッド映画になっちゃいました。

ラストのホームセンターでの戦いや宿敵との最期の決着のつけ方などは・・・・もう少しどうにかならなかったものでしょうか。
もったいないなぁ・・・・

やっぱクロエちゃんとの話を主軸にして進めた方が良かったような気がします。
それだとそれこそ『レオン』と被っちゃうのはわかりますが、そこを何とか工夫してほしかったところでした。

ちなみに最後のシーンはさすがにやりすぎ。そこまで強すぎると逆にしらけます。
一気に漫画になっちゃいますからね。

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| 洋画(あ行) | 19:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ふしぎな岬の物語』



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監督:成島出
出演:吉永小百合 阿部寛 竹内結子 笑福亭鶴瓶
製作年:2014年 製作国:日本
配給:東映 上時間:117分
たけちゃん評価:20


《あらすじ》
海と花畑に囲まれた心休まる里、その岬の突端にあるカフェ「岬カフェ」には、店主の柏木悦子(吉永小百合)がいれるコーヒーを目当てに里の住人たちが集まってくる。店の隣に住むおいの浩司(阿部寛)は、何でも屋を営みながら悦子を献身的に見守ってきた。そんな穏やかな日々が営まれていたある日、常連客の娘で音信不通だったみどり(竹内結子)が数年ぶりに帰郷するが…。

監督、寝ぼけてんじゃない?

吉永小百合とつるべえが出てる時点で勝手に山田洋次の作品かなぁ~と思ってたたけちゃんです。
監督は成島さん。まぁここはいいか。
でも東映か・・・
ぶっちゃけ東映の映画は(アニメ以外)いまいち完成度が低いものが多いという印象。
大昔に
深作欣二監督。
吉永小百合
松田優作
石田えり
池上季実子
石橋蓮司
蟹江敬三
成田三樹夫
風間杜夫
松坂慶子
緒形拳
というすさまじい豪華キャストで作られた文芸超大作があり、僕は子供ながら胸をときめかせて期待していたものでした。
が、ふたを開けてみれば作品は悪くないのです。悪くないどころかやっぱりすさまじく濃密な作品であったはずなんです・・・でもどうしても何か安っぽい臭いがどうしてもぬぐえなく失望した経験があります。
幼かった僕は・・・『これは・・・スタッフキャストのせいではなく・・・・この東映っていう映画会社の体質なんだ。』と結論付けるに至ったのです。
実際それは間違っていなかったと今でも思います。だって東映の実写作品って松竹や東宝と比べて駄作が多いですもん(笑)

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で、これ。
ふしぎな岬の物語は本当にたいしたことない。
画も古臭くてダサいし。
物語もなんだかなぁ・・・ってかんじだし。
吉永小百合も何がしたいのかよくわかんないし。
面白くなっていくであろうツボにまで指が届いてない感がたまりません。

成島監督作品は手堅いものが多かったので期待していた分『あれ?』って感じでした。
製作に吉永小百合本人の名前あがありますが、今作では相当彼女の意見や考えが取り入れられてしまう現場だったのではないかと疑います。

ってことでこの作品はなんだか監督が眠気眼のまま仕事してたんじゃないか??
と思うぐらい退屈で輝きのない凡作となってしまいました。

山田洋次監督だったらこうはならなかっただろうな・・・・

モンドセレクションと同価値のモントリオール映画祭審査員賞などという肩書に騙されてはいけません。

とにかく全てが浅い。以上。

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『ジャージー・ボーイズ』



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監督:クリント・イーストウッド
出演:ジョン・ロイド・ヤング エリック・バーゲン
製作年:2014年 製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画 上時間:134分
たけちゃん評価:80


《あらすじ》
ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが…。

只々完成度の高さに唸るだけ。

クリント・イーストウッド監督がブロードウェイの大ヒットミュージカルを基に描くドラマ。1960年代にザ・ビートルズと並ぶほどの人気を誇ったアメリカのポップスグループ、ザ・フォー・シーズンズの光と影を数々の名曲と共に描いていきます。
僕はこのフォー・シーズンズなるグループの事は全く知りませんでした。
でも劇中で披露される楽曲はどれも『あ~!この曲知ってる!』『あ~これも知ってる!』という結果にこのグループの大物ぶりを突きつけられることに。
今まで全然知らなかったものだから、その彼らの成功から挫折までの話がそれはそれは新鮮。

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イーストウッド監督は彼らが町のチンピラだった頃から、富と名声を得るまでの長い時間を134分の尺の中で実に丁寧に描いています。この辺りはさすがとしか言いようがない。
いろいろなエピソードを入れすぎて逆にまとまりがなくて焦点がぼやけてしまう作品も多々ありますが、今作に関しては全くそのような感じはしません。まさに絶妙なバランス。
いや本当にこれはすごいなぁ~と思います。
オープニングからエンディングまで、ある一定の緊迫感を常に維持したまま話が進んでいくわけですよ。
これが作品が締まるっていうか、完成度の高さっていうものなんでしょうか。

また演奏や歌のシーンなどの出来も

ピカイチ

リードボーカルの特徴的な歌声は吹き替えだろうなぁ~と思ってましたが、ブロードウェイ版同様ジョン・ロイド・ヤング
という人はそのまま演じていたんですね。
う~ん素晴らしい!

ミュージカル作品としての側面から見てもピカイチ。
そしてドラマ部分もイースドウッド監督お得意の時間がゆっくりと流れてるような感覚だけどきちんと深い。っていう横綱相撲を見せつけてくれるわけですから、必然的に作品の完成度は高くなって当然。

久しぶりに良い洋画を見せてもらった。
観賞後はそんな感覚になること間違いなしです。

栄光と挫折と絶望のすべてを経験した主人公が『君の瞳に恋してる』を歌うシーンは感動を超えたもっと深い何かを感じさせてくれます。

オススメ!!

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『蜩ノ記』



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監督:小泉堯史
出演:役所広司 岡田准一 堀北真希 原田美枝子
製作年:2014年 製作国:日本
配給:東宝 上時間:129分
たけちゃん評価:70


《あらすじ》
7年前に前例のない事件を起こした戸田秋谷(役所広司)は、藩の歴史をまとめる家譜の編さんを命じられていた。3年後に決められた切腹までの監視役の命を受けた檀野庄三郎(岡田准一)は、秋谷一家と共に生活するうち、家譜作りに励む秋谷に胸を打たれる。秋谷の人格者ぶりを知り、事件の真相を探り始めた庄三郎は、やがて藩政を大きく揺るがしかねない秘密を知るが…。

こういう日本映画ってやっぱいいよね。

映画評論家の北川玲子さんにお会いせていただいた時にこの作品の感想をこう言われてました。
『とにかく綺麗すぎてリアリティーがない。障子も何もかもが新品みたいに綺麗すぎる。』
うん。まぁ確かに言いたいことはわかります。
確かに綺麗です(笑)
けど僕はこう思うのです!!!
原田美枝子さんみたいに綺麗なお母さん、
堀木真希さんみたいなかわいい娘さん、
が住んでる家を・・・

小汚くするはずがない!!!!

このお二人はそりゃあ掃除も隅々までやるはずですから!!!(><)

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と、まあ話は逸れちゃいましたがこの作品は中々に気持ちが良かったです。
武士ってすごいなぁ~
日本人ってすごい人種なんだなぁ~
そんな日本人として生まれてきて誇りに思っちゃうな~
と感じざるをえないです。

大御所二人のさすがの演技と岡田君の好演(動き・体つくりからきちんと役に向き合って仕上げてるのがわかります)
美しい風景と加古隆の相変わらずの良い曲作りか絡み合い素晴らしい出来の作品になっています。

年に1本はこういう日本映画の良さを再認識させてくれる作品が出来上がってくれると嬉しくなっちゃいます。
疲れた時にお茶を飲んで『ほっ』とする感覚に近いのかもしれません。

追記
とにかく1番すごいのは御家老。
なかなかの人物ですよありゃ。
その意味を知りたい方はぜひ見てください!!
良い作品です。

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