『ベイマックス』

監督:ドン・ホール クリス・ウィリアムズ
声の出演:スコット・アツィッ ライアン・ポッター
製作年:2014年 製作国:アメリカ
配給:ディズニー 上時間:102分
たけちゃん評価:82点
《あらすじ》 西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。
30分ぐらいに感じてしまうテンポの良さと魅力的な主人公2人
孤独な少年と心優しいロボットの絆や冒険を描いたディズニーの長編アニメーション。
巷では予告編詐欺とまで言われてる作品ですが、そのせいで評価が低くなってるわけではなくむしろ好評&大ヒットの勝ち組映画です。
たしかに日本版のマーケティング方法は感動ものでプッシュしていますが内容的にはそれほど問題ではないです。
実際、ほろりとさせられる部分もあるし、ぶわっ!と涙腺を刺激するシーンもありますから

で、映画の出来ですが・・・・
まずとにかくキャラクターが魅力的。
ベイマックスのデザインは、なるほど・・・こういう手があったか・・・と思わせられるほどシンプル。
それでもなぜか愛くるしい。
これってどちらかというと日本人向けな造形かもしれません。そう、どこかユルキャラとかぶります。
アメリカさんがこういう引き出しを持っていたとは!
しかもベイマックスの動きはかなりツボにはまるかわいさと滑稽さ。
これをすべて計算づくで見せつけてくるディズニーのクリエイターのレベルの高さに只々驚かされましたね~


主人公の少年ヒロも負けてない。
とにかくCGキャラクターとは思えぬほど生き生きしてる。
別にリアル系CGキャラではないわけで、完全にディフォルメされた漫画的造形ながらもこの存在感・・・・
んーーーーー!!!!
日本のCG映画じゃあもう歯が立ちません

そしてあいかわらずのハイテンポ編集。
1時間40分が30分ぐらいに感じてしまうこの編集技術。
そして構図も演出も作る側から見るともう神レベル

はぁ~(><)
と、ため息しか出ないですね。
これが世界最高のスタッフが作り上げたCGアニメーションの完成度なんですねぇ~。
個人的には他の仲間のヒーローたちが少し邪魔くさくて、ベイマックスとヒロだけでじっくりと話を見たかったという願望はありましたが、作品としては本当に完成度が高いと思います。
続編が・・・・見たいかも。
と素直に感じちゃう良作でした

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| 洋画(は行) | 20:03 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑